レオナルド・ディカプリオ最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』公開直前|名監督と共演を重ねた秘訣を語る

名監督との共演を実現した鍵は「忍耐強さ」
マーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノにクリストファー・ノーラン、ジェームズ・キャメロン…レオナルド・ディカプリオはまさに映画界のオールスターというべき顔ぶれたちと共演してきた。本人によれば、これは単なる幸運の産物ではないという。
ディカプリオは月曜日(現地時間)米『ハリウッド・リポーター』の取材に応じてくれた。彼は10月3日に最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』(ポール・トーマス・アンダーソン監督作)の公開を控えている。ディカプリオいわく、名だたる監督たちと共演できたのは「忍耐強さ」のおかげだという。彼は共演が実現するまで、繰り返し監督たちに自らを売り込んできたという。
「だからこそ、若い頃にマーティ(スコセッシ)と出会えたんです。私は彼に、もし映画を撮る準備ができたらいつでも呼んでほしいと伝え続けましたね。私は映画という芸術をとても愛しています。だから、過去の名作もたくさん観てきました。最高傑作として語り継がれる作品は、実際には極めて稀な存在です。ですが、中にはそうした作品を何本も作ってしまう監督がいるんです。(今回共演する)ポールもそうですし、クエンティンもそうです。マーティも、もちろんそうです。だから、私は彼らに何度もアピールしました」
最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』
アンダーソン監督とディカプリオの縁は、30年近く前まで遡る。ディカプリオは当時『ブギーナイツ』(1997)への出演が予定されていた。ただ、当時の彼は既に『タイタニック』出演が決定していたこともあり、出演は最終的に実現しなかった。ディカプリオはそのことを「最大の後悔」と振り返っていたが、やっとリベンジを果たした形だ。
「彼はこの世代で最も優れたビジョンを持つ監督ですよ。彼の映画はどれも私のお気に入りです。例えば、『ザ・マスター』(2012)に『ブギーナイツ』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)、『マグノリア』(1999)には語っても語り尽くせない魅力があります。これらの作品には色褪せない魅力があるんです。だから、ポールと仕事ができる機会を逃す手はありませんよ」
『ワン・バトル・アフター・アナザー』にてディカプリオは落ちぶれた革命家を演じる。物語は、ディカプリオ演じる革命家が、仲間の助けを得ながら失踪した娘を探す姿を追う。同作にはディカプリオの他にも、ショーン・ペンやベニチオ・デル・トロ、レジーナ・ホールなど豪華キャストが勢揃いだ。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら。
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