“チャーリー・カーク銃撃事件”発言が炎上|米人気深夜番組『ライブ!』無期限休止に

ジミー・キンメル 写真:Emma McIntyre/Getty Images
ジミー・キンメル 写真:Emma McIntyre/Getty Images
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米人気深夜番組『ジミー・キンメル・ライブ!』の司会者ジミー・キンメルが、チャーリー・カーク銃撃事件の容疑者に関する発言で大きな波紋を呼んでいる。ディズニーは番組を「無期限休止」と発表したが、問題となったコメントは解釈が分かれる曖昧な内容であった。

拡散された発言はこうだ。
「週末、MAGA(トランプ支持層)連中がこのチャーリー・カークを殺した少年を、自分たちとは無関係だと必死に見せかけ、政治的得点を稼ごうとしているのを見て、もっと底辺に落ちたと思った」

多くの人が「容疑者タイラー・ロビンソンがMAGAだと示唆した」と受け止めた。しかし文章を丁寧に読むと「MAGAが彼を“自分たちではない”と装っている」とも、「容疑者の思想がどうであれ政治利用している」とも解釈できる。

ILLUSTRATION BY LAYER Ø
画像:ILLUSTRATION BY LAYER Ø

この解釈の揺れが炎上を招いた背景には、キンメルの強い反MAGA的姿勢や容疑者の思想をめぐる議論がある。実際、当局の情報によればロビンソンは近年むしろ左派的傾向を示していたとされ、MAGAとの直接的な関係は薄い。キンメルは「意図を曲解されている」と反論したが、挑発的な口調や『必死に』という言葉遣いが誤解を助長したことも否めない。

過去にも著名人の曖昧な発言が炎上した例は多く、専門家は「誤解される責任は聞き手ではなく話し手にある」と指摘している。今回も「本意ではない」との主張があったとしても、言葉選びの不明確さが大きな問題となった。

番組の復帰は不透明だが、この一件は「言葉の選び方ひとつがキャリアを左右する」ことを改めて示す結果となった。もし失言でキャリアを揺るがすことになるならば、本人としても「もっと明確に伝えるべきだった」と痛感しているであろう。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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