バッド・バニーのハーフタイムショー出演に波紋――国土安全保障長官が発言「捜査官を配備する」

アメリカ国土安全保障長官クリスティ・ノームは、2026年のスーパーボウル開催時に、移民・税関執行局(ICE)の捜査官を「会場の隅々まで配備する」と明言した。
バッド・バニーがハーフタイムショーのヘッドライナーに決定したというニュースの渦中、ドナルド・トランプ大統領顧問のコーリー・ルワンドウスキーが「ICEが会場に来る」と発言したことが発端となった。その後、ベニー・ジョンソンのYouTubeチャンネルで公開された最新の動画でノーム自身が言及し、改めて会場に捜査官が配備されることを確認した。
「スーパーボウルの来場者全員が安心して楽しみ、無事に帰宅できるようにする責任が私にはある。それこそがアメリカの理念だ。だからこそ、私たちは会場全域で法を執行する」とノームは語った。
さらにノームは「法を遵守し、この国を愛するアメリカ人以外は、スーパーボウルに来るべきではないと思う」と付け加えた。
一方、バッド・バニーは今年初め、英『i-Dマガジン』の取材で、ワールドツアー「Debí Tirar Más Fotos」にアメリカ公演を含めなかった理由について、ICEの存在を懸念していたと明かしている。
「アメリカで公演をしなかったのには多くの理由があったが、そのどれもが憎しみに基づくものではない。私はこれまで何度もアメリカでステージに立ち、どれも成功してきた」とバッド・バニーは語る。「問題は、ICEがコンサート会場の外にいる可能性があるという点だ。実際、それは常に議論され、深刻な懸念として受け止められていた」と語った。
そして、バッド・バニーがスーパーボウルのハーフタイムショーに選ばれたことについてNFLに向けたメッセージを問われたノームは、挑発的な言葉でこう答えた。
「やつらは最低だ。だが私たちは勝つ。神が私たちを祝福し、最終的に私たちは胸を張ることができる。結局、彼らは自分たちが何を信じているのかわからないから夜も眠れないだろう。そして彼らはあまりに弱い。だからこそ、私たちが立て直すのだ」
スーパーボウル・ハーフタイムショーのヘッドライナー決定が世間を賑わせる中、バッド・バニーは今週土曜(現地時間)、人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』シーズン51のプレミア放送にホストとして出演することが決まった。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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