【訃報】アイク・ターナー・ジュニア死去 グラミー受賞の音楽プロデューサー、享年67

(左から)アイク・ターナー、アイク・ターナー・ジュニア、2007年グラミー賞にて
(左から)アイク・ターナー、アイク・ターナー・ジュニア、2007年グラミー賞にて 写真:VINCE BUCCI/GETTY IMAGES
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アイク&ティナ・ターナーの息子であり、グラミー賞受賞歴をもつ音楽プロデューサーのアイク・ターナー・ジュニアが死去した。67歳だった。

米メディアTMZによると、ティナ・ターナーの姪であるジャクリーン・ブロック氏が訃報を明かした。アイク・ジュニアは10月4日(土)、ロサンゼルスの病院で腎不全のため死去。長年にわたり心臓疾患を抱えており、先月には脳卒中を患っていたという。

ブロック氏はニューヨーク・ポスト紙に対し、「従兄弟のアイク・ターナー・ジュニアの訃報を深い悲しみとともにお伝えします。彼は単なる従兄弟ではなく、兄のような存在でした。私たちはあの有名な家庭で共に育ったのです」とコメントを寄せた。

さらに彼女は、アイク・ジュニアが幼少期から音楽的才能を発揮していたことを回想。「彼はどんな楽器にも興味を示していました。特にドラムを好んでいましたが、母ティナが“練習後はドラムセットを毎回片付けなさい”と厳しく言っていたため、やがてキーボードに惹かれていったのです」と語っている。

その後、アイク・ジュニアは父親のアイク・ターナーが設立したボリック・サウンド・スタジオ(Bolic Sound Studios)の運営に携わり、サウンドエンジニアとして活動。2007年には父のアルバム『Risin’ With the Blues』でグラミー賞・最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞を受賞した。

故ティナ・ターナー
故ティナ・ターナー 写真:DENIZE ALAIN/SYGMA/GETTY IMAGES

また、義理の妹であるアフィダ・ターナーもInstagramで追悼の言葉を投稿している。

「安らかに眠ってください、アイク・ジュニア。あなたは本当に素晴らしい義兄でした。亡くなる前に電話で話せてよかった。愛しています。R.I.P.🙏🏻」

アイク・ターナー・ジュニアは1958年、アイク・ターナーと元妻ロレイン・テイラーとの間に誕生。その後、ティナ・ターナーが彼と弟マイケルを養子として迎えた。ティナ・ターナーは2023年に死去、父アイク・ターナーは2007年に他界している。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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