ジェニファー・ロペス、あの名作のオファーを断っていたと告白 「今でも心に残っている」

歌手・俳優のジェニファー・ロペスが、ほかの俳優をオスカーノミネートに導いたある映画の出演オファーを断っていたことを明かした。
ハワード・スターンが司会を務めるラジオ番組に出演したジェニファー・ロペスは、「後悔した映画のオファーはありますか」と尋ねられると、「エイドリアン・ライン監督から『運命の女』をオファーされていたんです」と打ち明けた。
2002年製作のスリラー『運命の女』は、郊外に暮らす夫婦の結婚生活が、妻の不倫によって崩壊していくさまを描いている。リチャード・ギアとダイアン・レインが夫婦を演じ、全世界で大ヒットを記録した。
オファーを断った理由について、ロペスは「脚本がよくなかったんです」と告白。一方で、「でも、結果的にエイドリアン(・ライン監督)はすばらしい作品を作り上げました」と伝えた。
皮肉なことに、ダイアン・レインは本作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。スターンから「それはつらい?」と問われると、ロペスは笑いながら「今でも心に残っています」と答えた。「あれだけは、なぜ断ったのか、いまだに自分でもわかりません。『どうしてエイドリアン・ラインと仕事しなかったの?何を考えていたの?』と考えてしまいます。当時の自分が何を考えていたのか、本当にわからないんです」
ジェニファー・ロペスは当時、歌手と俳優の両方で絶頂期にあり、『ウェディング・プランナー』(2001)や『エンジェル・アイズ』(2001)など話題作が続いていた。その後、『イナフ』(2002)、『メイド・イン・マンハッタン』(2002)、『ジーリ』(2003)などに出演したが、『ジーリ』は自身のキャリアの中でも最大の興行的失敗作のひとつとなった。
現在、ロペスはビル・コンドン監督の新作『蜘蛛女のキス』で助演俳優として高い評価を受けており、来年のアカデミー賞でノミネートされる可能性がささやかれている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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