コリン・ファレルが今だから明かす『マイノリティ・リポート』撮影中の大失態|トム・クルーズが思わず激怒?

トム・クルーズ、コリン・ファレル
トム・クルーズとコリン・ファレル(『マイノリティ・リポート』より)写真:20th Century Fox Film Corp./Courtesy Everett Collection
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現地時間の火曜日、コリン・ファレルスティーヴン・コルベアのトーク番組に出演した。そこで彼は、トム・クルーズとの「撮影中に経験した人生最悪の出来事」を披露した。

コリン・ファレルによれば、事件は『マイノリティ・リポート』(2002年)の撮影中に起きたという。同作で彼は、トム・クルーズ演じる主人公を追跡する司法省の捜査官を演じた。

なんでも『トップガン』(1986)や『卒業白書』(1983)を観て育った世代だったというファレル。そんな彼はクルーズとの共演に大興奮だったことを明かした。しかし、当時の彼には一つだけ不満があったようだ。

「ただ、私の誕生日の5月31日にも撮影があったんですよ。1億2000万ドルの大作だっていうことはわかっていましたけど、誕生日に働かせないでくれよっていう感じでした。今になって考えてみると生意気でしたね」

そして、いざ迎えた誕生日、ファレルは大失態を犯してしまったようだ。

「その日は私の送迎車が朝の6時に来ることになっていたんです。ただ、前夜に私は結局夜更かししてしまいました。帰ってベッドに入った途端に電話が鳴ったと思ったら送迎車の運転手で、『もう6時10分です』っていうんです。さすがに『まずい』と思いましたよ」

やっとのことでセットに到着したファレル。しかし、ここからが衝撃だった。げっそりとした顔をしていた彼は現場に到着した瞬間、撮影スタッフに「ビール6本と赤のマルボロ1箱」を差し入れてもらったそう。

「そんな感じで、ビール2本を迎え酒してからやっとセットに入ったんです。そこからが最悪でした。あの時のセリフは一生忘れられませんが、その時は出てこなかったんですよ。『お前が犯罪予知の手法についての基本を理解していることは分かっている』というものでしたね。スタッフの誰かが『外の空気を吸ってくるか?』と言ってくれたので、一度外に出て戻ってきたら、更にプレッシャーを感じました」

結局、ファレルがそのシーンを撮り終える結局そのシーンでは46テイクを要したという。

しかし、ハリウッドきっての完璧主義者として知られるクルーズはこの事態にご機嫌斜めだったようだ。ファレルは「トムを本当に怒らせてしまった」と当時のクルーズの様子を振り返った。

なお、ファレルは2006年にリハビリに通い、今ではアルコール依存を克服している。また、『マイノリティ・リポート』の演技は彼がブレイクするきっかけとなった。

このエピソードは、飲酒に伴うリスクを考えさせる教訓とも言える。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

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