デビッド・ベッカム、ついにナイトの称号を授与|ウィンザー城での叙勲式にヴィクトリアも同伴
現地時間11月4日(火)、ウィンザー城で執り行われた叙勲式において、50歳となったデビッド・ベッカムは、偉大な功績を残した人物のみに与えられる英国最高位の栄誉を受けた。妻であり「スパイス・ガールズ」の元メンバーでもあるヴィクトリア・ベッカムも式典に同行した。サッカー界および英国社会への貢献が認められ、彼はついに「サー・デビッド・ベッカム」として母国に名を刻むこととなった。
式典後、ベッカムは報道陣に向けてこう語っている。
「これ以上ないほど誇りに思う。自分がどれほど愛国的かは、みんな知っていると思う。祖国を愛しているし、王室が家族にとってどれほど大切かも常に話してきた。世界中を旅していても、人々が話題にするのはいつも我々の王室のことだ。それが本当に誇らしいんだ」
英国を象徴するスターが、ついに「サー」の称号を得た瞬間である。
元ポップスターからファッションデザイナーへと転身したヴィクトリア・ベッカムは、この日のために夫が着用したスーツを自らデザインしたという。
デビッド・ベッカムといえば、イングランド代表の元キャプテン、そしてマンチェスター・ユナイテッドの伝説的プレイヤーとして知られている。その後、レアル・マドリード、アメリカのMLSチーム・ロサンゼルス・ギャラクシーへと活躍の場を広げ、引退後は経営の道へと進んだ。現在はインテル・マイアミCFの共同オーナー兼会長、さらにサルフォード・シティの共同オーナーとしてサッカー界を支え続けている。
2023年には、自身の歩みを追ったNetflixのドキュメンタリーシリーズ『ベッカム』が世界的な話題を呼び、配信開始直後から各国の視聴ランキングで首位を獲得した。その成功を受け、妻ヴィクトリアにもスポットを当てた3部構成のシリーズ『ヴィクトリア・ベッカム』が制作され、今年初頭に公開された。どちらの作品も、夫妻が2019年に設立した制作会社「Studio 99」によるものである。
栄光と再生、そして夫婦の絆――ベッカム家の物語は、今もなお世界を魅了し続けている。
ベッカムは筋金入りの王室支持者としても知られている。2022年、エリザベス女王が崩御した際には、最後のお別れとなる一般弔問の列に12時間以上も並んだことが大きな話題となった。当時、ベッカムは「ここにいられること、そして多くの人々の思いを聞けることが特別なんだ」と語っている。
また、王室叙勲の前提条件ともいえる慈善活動にも積極的に取り組んできた。ユニセフとの長年の協力関係に加え、2024年には「キングズ・ファウンデーション(King’s Foundation)」のアンバサダーにも就任した。同団体は、若者に自然の大切さを教える活動を行っており、ベッカムもその理念に深く共感している。
これまでにナイトやデイムの称号を授与された英国の著名人には、ポール・マッカートニー、ジュリー・アンドリュース、エルトン・ジョン、エマ・トンプソン、ジュディ・デンチ、ルイス・ハミルトン、ヘレン・ミレン、アナ・ウィンター、ミック・ジャガー、マイケル・ケイン、そしてアンソニー・ホプキンスといった、名だたる顔ぶれが並ぶ。
そして今、その栄誉ある名簿に「サー・デビッド・ベッカム」の名が新たに刻まれたのである。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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