Netflix『こんなのみんなイヤ!』シーズン3制作決定――クリステン・ベル主演の人気ドラマが早くも続編へ
現地時間11月4日(火)、Netflixが『こんなのみんなイヤ!』のシーズン3を制作することを発表した。シーズン2の配信からわずか2週間というスピードでの更新決定である。発表はSNS上で行われ、主演のクリステン・ベルが共演者たちにFaceTimeで個別に「また戻ってくるわよ」と知らせる動画が公開された。ファンにとってはうれしいサプライズとなった。
この作品は、クリエイターであるエリン・フォスターの実体験をゆるやかにベースにしたユダヤ系ロマンティック・コメディである。物語の主人公は、アダム・ブロディ演じるラビのノアと、クリステン・ベルが演じるジョアン。彼女は、性をテーマにしたポッドキャストを配信する不可知論者という異色のキャラクターだ。
シーズン1では、そんな2人が「この関係は果たしてうまくいくのか?」という根源的な問いに直面する姿が描かれた。続くシーズン2では、ジェニー・コナーとブルース・エリック・カプランがショーランナーを務め、交際数か月を経たジョアンとノアが、たがいへの強い信頼や責任を深め、より真剣な関係へと踏み出す様子が描かれている。

シーズン2の最終話では、ノアの義理の妹エスター(演:ジャッキー・トーン)が、ジョアンに向けて重要なスピーチをする場面が印象的であった。エスターは、「ノアと一緒にいようといまいと、自分はユダヤ人であると感じている」と語り、その言葉をきっかけに、ジョアンもついに改宗を決意したかのように見える。物語のラストでジョアンとノアは再びよりを戻し、まるでシーズン1の結末をなぞるような構成となっていた。

トーンは米『ハリウッド・リポーター』のアフターインタビューで、「エスターがジョアンに気づきを与える存在になる展開が大好きなの。テレビでこうしたことを語れるのは本当に力強い経験だった。まるで自分自身を映しているようで、深い意味を感じたのよ」と語っている。
また、シーズン2ではジョアンの妹モーガン(演:ジャスティン・ルーペ)と、ノアの兄でエスターの夫であるサーシャ(演:ティモシー・シモンズ)の関係にも焦点が当てられた。最終話では、エスターがサーシャに「少し距離を置きたい」と告げ、自分の気持ちを整理しようとする姿が描かれる。この展開により、ファンの間では「もしシリーズが続くなら、モーガンとサーシャが恋愛関係に発展するのでは?」という憶測が広がっている。
モーガン役のジャスティン・ルーペも、この話題について米『ハリウッド・リポーター』の取材に自身の見解を語っている。
「将来的には、2人の関係がまったく別の形に発展する可能性もあるわ」としながらも、「でもいまのところは、ただ本当に良き友人同士なの」と冷静にコメントした。

また、シーズン2では豪華なゲスト陣の出演も話題となった。『ゴシップガール』で知られ、ブロディの実生活での妻でもあるレイトン・ミースターをはじめ、エミー賞受賞俳優セス・ローゲン(こちらもラビ役で登場)、『メディア王 〜華麗なる一族〜』(2018年~)のアリアン・モーイエド、『ボトムス ~最底で最強?な私たち~』(2023年)のマイルズ・ファウラー、『GIRLS/ガールズ』(2012~2017年)のアレックス・カルポフスキ、そして『ドント・ウォーリー・ダーリン』(2022年)のケイト・バーラントらが顔を揃えた。
なお、『こんなのみんなイヤ!』のシーズン3の配信日は、現時点ではまだ発表されていない。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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