トランプ大統領出演『60ミニッツ』インタビューを1400万人が視聴|過去5年近くで同番組の最高記録に

Donald Trump 60 Minutes Interview
ドナルド・トランプ大統領(『60ミニッツ』より)写真:CBS
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ドナルド・トランプ大統領は現地時間の日曜日、米CBSの番組『60ミニッツ』に出演した。実に、CBSと訴訟を抱えていたトランプ大統領が同番組に出演するのは5年ぶり。そうした背景もあってインタビューは多くの視聴者から注目を集めたようだ。

統計会社「ニールセン」によれば、同放送回を1400万人が視聴したという。この数字は、2021年1月以来で『60ミニッツ』が記録した最高記録だ。また、同番組の平均視聴者数が893万人であることを踏まえると、異例ともいえる注目度だ。

ちなみに、トランプ大統領のインタビュー以前における『60ミニッツ』の最高視聴者数記録は先月26日の110万人だ。番組の直前にCBSがNFL第9節のカンザスシティ・チーフス対バッファロー・ビルズという好カードを中継していたことが、高視聴者数の要因だった。

なお、CBSによれば同放送回はSNS上でも大きな反響を呼んだという。なんと『60ミニッツ』の公式アカウント(X、インスタグラム、YouTube)上では、のべ1億4990万人ものユーザーが放送回についての発信をチェックしたようだ。

こうした注目の高さの背景には、トランプ大統領とCBSの訴訟がある。というのも昨年の選挙期間中、大統領は「60ミニッツ」が自身のインタビューを編集したことがカマラ・ハリス副大統領(当時)を有利にするための「選挙干渉」だと提訴していた。もちろん、CBS側は編集に悪意はなく、大統領の主張は事実無根だと反論した。だが、騒動は最終的にCBS親会社のパラマウントが160万ドルを支払う形で決着した。この背景には、当時スカイダンス社と合併を進めていたパラマウントがその承認を巡って政権の怒りを買うことを恐れたことがあるとも囁かれている。

いずれにせよ、良くも悪くもトランプ大統領から世間は目が離せないというところだろう。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

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