ダニエル・ラドクリフ、新“ハリー・ポッター”にエールの手紙 ──「最高の時間を過ごしてほしい」

俳優のダニエル・ラドクリフが、HBOによる新作ドラマシリーズ『ハリー・ポッター』で主人公ハリー・ポッターを演じる子役のドミニク・マクラフリンに手紙を送り、温かいエールを送ったことを明かした。

米テレビ番組『Good Morning America』に出演したダニエル・ラドクリフは、「制作に関わっている人を何人か知っていたので、ドミニクに手紙を書き、こちらにとても優しい返事を送ってくれました」と語り、「子どもたちの人生に、私が影のように立ち続けるつもりはありません。ただ『最高の時間を過ごしてほしい。私もすばらしい経験をしたけれど、あなたにはもっといい時間が訪れますように』と伝えたかったのです」と述べた。

さらにラドクリフは、「彼や他の子どもたちの写真を見ると、抱きしめたくなります。本当に幼く見えるので『自分もこの年齢でやっていたなんて信じられない』と思います。でもとても微笑ましい光景で、彼らがすばらしい時間を過ごしていることを願っています」と、次世代キャストへの深い愛情を語った。

ラドクリフは2001年から2011年にかけて、ワーナー・ブラザースによる映画版『ハリー・ポッター』シリーズで主人公ハリーを演じ、一躍世界的スターとなった。その後は多彩な映画・ドラマに出演しつつも舞台へ積極的に挑戦しており、昨年には『メリリー・ウィー・ロール・アロング』でトニー賞助演男優賞を受賞するなど、確固たるキャリアを築いている。

また現在は、トム・フェルトンがブロードウェイ版『ハリー・ポッターと呪いの子』でドラコ・マルフォイ役を再演していることにも話題が集まっている。フェルトンはラドクリフを“ブロードウェイ挑戦のインスピレーション”と称しており、それについてラドクリフは「トムのほうが年上で、子どもの頃はいつも彼がクールな存在でした。私をインスピレーションと思ってくれたなんて本当にうれしいです」と語り、「演技が好きなら舞台に挑戦すべきです。彼がブロードウェイで『ハリー・ポッター』の世界に戻ってくれたことを、本当にうれしく思います」と喜びを示した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集／和田萌