【ネタバレあり】『ストレンジャー・シングス』シーズン5、衝撃の展開にSNS騒然！ファンの反応＆キャスト・スタッフの解説まとめ

※本記事には『ストレンジャー・シングス未知の世界』シーズン5・Vol.1、特に第4章「魔術師」の重大なネタバレが含まれます。

『ストレンジャー・シングス未知の世界』の最終章であるシーズン5の前半がついに配信された。シーズン4が配信された2022年から約3年半待ち続けたファンたちは、シーズン5の配信初日に一斉にNetflixにアクセスし、一時サーバーがダウンした。

そして、ヴェクナ（演：ジェイミー・キャンベル・バウアー）の変貌ぶりやウィル・バイヤーズ（演：ノア・シュナップ）の覚醒、さらに第4章の衝撃的なラストシーンに対し、ファンから大きな反響が寄せられている。

シーズン5・Vol.1の配信に先立ち、ダファー兄弟のマット・ダファーは「作品が配信された際、ファンの反応は最も楽しみにしていることの一つです。特に、Vol.1のラストに対する皆さんの反応が楽しみですね。Vol.2は超大作映画のような作りになっています」と米『ハリウッド・リポーター』に語った。

本記事では、『ストレンジャー・シングス』ファンがSNSに投稿したシーズン5の熱い感想と、キャスト・スタッフら自身のインタビューをまとめた。

ヴェクナがダイエットに成功？

ノア・シュナップとジェイミー・キャンベル・バウアー、『ストレンジャー・シングス未知の世界』シーズン5より写真：Netflix

シーズン5に登場したヴェクナは前シーズンと比較し、かなり痩せて骨ばった体型になっていた。

ファンの中には、悪役であるヴェクナを怖がるどころか、むしろ「痩せていて羨ましい」と感じる人もいた。SNS上では「あの引き締まったウエストを見て！ヴェクナはオゼンピック（減量薬）にハマったと思う」という投稿も見られる。

バウアーは最近の米「Screen Rant」誌のインタビューで、ヴェクナの体型の変化について説明した。バウアーによれば、理由の一つは「シーズン4で、ヴェクナがホーキンスの仲間たちによって生きたまま焼かれそうになったため」だという。また、「彼が人間の世界から離れて過ごす時間が増えたことも影響しています。その過程で怒りが増幅し、ますます醜悪になっていったのです」とバウアーは説明した。

ウィルの成長に驚きの声が溢れる

ノア・シュナップ、『ストレンジャー・シングス未知の世界』シーズン5より写真：Netflix

第4章「魔術師」のラストでウィルが新たな能力に覚醒したシーンは、シーズン5のここまでのハイライトとなった。TikTokには、ウィルのファンによる切り抜き動画が大量に投稿されている。

また、ウィルの成長は外見にも表れている。これは、ウィルを演じるシュナップ自身が成長したことも大きな要因だ。シリーズ開始時点で11歳だったシュナップは、現在21歳となった。現在はその端整な容姿も含め、ウィルはファンの間でアイドル的人気を集めている。

SNSには、「終盤でウィルがこんなに魅力的になるなんて、予想外だった」「第4章まででウィルがこんなにかっこよくなったのはなぜ？誰か教えて」といったコメントが投稿されている。

ウィルの内面的な成長は、シュナップも自覚しているようだ。最近の米『ハリウッド・リポーター』のインタビューで、シュナップは「より強く反抗的になったウィルの新しい一面を探求でき、本当に楽しかったです」と語っている。

衝撃的な“あのキャラクター”の再登場

ミリー・ボビー・ブラウン、『ストレンジャー・シングス未知の世界』シーズン5より写真：Netflix

シーズン5・Vol.1のラストでは、誰も予想していなかったお馴染みのキャラクターが再登場し、話題を呼んだ。それがリネア・ベルテルセン演じるカリ（008）だ。

第4章「魔術師」で、イレブン（演：ミリー・ボビー・ブラウン）とホッパー（演：デヴィッド・ハーバー）は裏側の世界の軍事基地に監禁されていたカリを発見する。カリは配線と点滴に繋がれており、ケイ博士（演：リンダ・ハミルトン）率いる軍隊の実験台になっていることが示唆された。

シーズン2の第7章「姉妹の契り」ではカリの扱いに不満をこぼす人も多かったため、彼女の再登場にファンは盛り上がった。あるユーザーは、「カリの再登場で、『ストレンジャー・シングス』は無駄なエピソードのない完璧な作品になった。ダファー兄弟はやるべきことを分かっていて、それをやり遂げた」とSNSで評価した。

ロス・ダファーは最近の米『ハリウッド・リポーター』のインタビューで、カリを再登場させる決断についてこう語った。

「彼女を再登場させなければ、物語全体に悪影響が出るでしょう。そうしなければ、あのエピソード自体が“間違い”のように見えてしまうと思います。僕たちはずっとカリとリネアを戻したいと思っていました。しかし、ただのサプライズではなく、イレブンの物語全体に影響を与える形で再登場させたかったんです。そしてVol.2では、カリが非常に重要な役割を果たします」

マックスは一体どこにいる？

セイディー・シンクとケイレブ・マクラフリン、『ストレンジャー・シングス未知の世界』シーズン5より写真：Netflix

セイディー・シンク演じるマックスは、シーズン2で転校生として華々しく登場し、人気キャラクターとなった。しかし、彼女はシーズン4の終盤から昏睡状態に陥ったままだ。

そんなマックスは、シーズン5の第3章「ターンボウ・トラップ」で、ヴェクナの“精神と記憶の牢獄”に囚われた状態で再登場する。その場所で、ヴェクナに連れ去られたホリー・ウィーラー（演：ネル・フィッシャー）がマックスと出会い、事態は一変する。第4章のラストでは、2人が協力して現実世界へ戻ろうとすることが示唆される。

SNSは「マックスが戻ってきた！この歌姫に会いたかったんだ」「マックスが昏睡状態から目覚めそうになったのに、話が終わってしまった。どういうこと？」といったコメントで盛り上がっている。

シンクは最近の米『ハリウッド・リポーター』のインタビューで、シーズン5におけるマックスの変化と演じる難しさを語った。

「過去のシーズンでは、共演者や環境、衣装、バンド、スケートボードなど、常に自分と役を結び付けてくれる何かがありました。しかし、今シーズンは何もなかったのです。服にはマックスらしさがなく、髪も伸び放題で、顔中泥だらけ。マックスでありながら、奇妙な外見と環境で新しい共演者と演技をするのは、とても変な感覚でした。マックスが12歳の女の子（ホリー）にどう接するのか、分からなかったのです」

壮大なラストシーンとウィルの能力の謎

第4章のラストでは、ヴェクナが復活してホーキンスの子どもたちを次々と連れ去る中、軍事基地でウィルと対峙し、デモゴルゴンを率いてマイク（演：フィン・ウルフハード）、ルーカス（演：カレブ・マクラフリン）、ロビン（演：マヤ・ホーク）を殺害しようとする。しかし、ウィルの新しい能力が解放され、デモゴルゴンを倒して仲間たちを救った。

このラストシーンに、ファンたちは驚きをあらわにした。あるユーザーは「ウィルが能力を持っているなんて、一体何が起きているんだ？」と投稿した。また、「マイクがウィルに近づいて、『友達になる？』と尋ねたシーンを思い出した。2人の思い出が一気に蘇り、ついにウィルの能力が解放されるシーンは本当に美しかった」と語るファンもいた。

ダファー兄弟は米『ハリウッド・リポーター』のインタビューで、ウィルがヴェクナの能力を使えるようになった理由を以下のように説明した。

「シーズン5の物語はウィルの失踪から始まったので、この最終シーズンでウィルを中心に戻すのは自然な流れでした。すべてを一周させたかったのです。ただ、彼が“第2のイレブン”にはならないようにすることが重要でした。彼自身の能力というより、もっと複雑なものなんです」

『ストレンジャー・シングス未知の世界』シーズン5のVol.2は2025年12月26日、Vol.3は2026年1月1日にNetflixで配信される。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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