新作『パラノーマル・アクティビティ』始動──ジェームズ・ワン参加でシリーズ再起動へ
ジェームズ・ワンは『ソウ』以降、『インシディアス』や『死霊館』シリーズによって長年オカルト映画の名手として知られてきたが、これまで本シリーズには関わってこなかった。
ワンは新たな『パラノーマル・アクティビティ』の製作に参加しており、これは自身の会社アトミック・モンスターと、シリーズのプロデューサーであるジェイソン・ブラム率いるブラムハウスが合併したことを受けて動き始めた企画である。
本作にはパラマウントが共同出資・共同製作・配給パートナーとして参画していると報じられている。
2007年の第一作が、わずかな予算ながら1億9,420万ドル(約302億8,100万円※)を叩き出したオリジナル版の監督オーレン・ペリも、ソラナ・フィルムズを通じてプロデューサーとして名を連ねる。ブラムも引き続きプロデュースを担当し、劇場公開を前提とした本作は、パラマウントとブラムハウス=アトミック・モンスター双方にとって最優先のプロジェクトとされている。

「初作のあの巧みなスローバーンと、“見えないもの”を恐怖へと変える繊細な演出に魅了されて以来、私はずっと『パラノーマル・アクティビティ』の大ファンだ。このシリーズのレガシーをさらに広げ、フェイクドキュメンタリー・ホラーとして次の進化形を形作る手助けができることを心から楽しみにしている」と、ワンは語っている。
オリジナルの“発見映像”方式で撮影された作品は、わずか1万5,000ドル(約232万円)という低予算で製作されたにもかかわらず、ジェイソン・ブラムが早期に投資を行い、結果的に高い利益率を示す作品となり、ブラムハウス成功の礎の一つとなった。
※2025年12月5日時点の為替レートで換算

「ブラムハウスの原点となったこのフランチャイズを、ジェームズとともに新たに再生させる――アトミック・モンスターとの合併で私たちが思い描いていた理想が、まさに今カタチになろうとしている。私は彼と密に協力し、この新章を世に送り出すつもりだ」とブラムは語る。「ありがたいことに、最初の映画の1万5,000ドル(約232万円※)よりは予算をかけられそうだが、ひとつだけ変わらないことがある――“ひとりで観るな”」
さらにブラムはパラマウントのチームにも言及し、『ジョシュ・グリーンスタイン、ダナ・ゴールドバーグ、デヴィッド・エリソン、ジェフ・シェルらとともに、本シリーズを再び世に送り出せることを楽しみにしている』と語った。
『パラノーマル・アクティビティ』シリーズはこれまでに複数作が製作されており、2010年〜2021年にかけて続編が発表されている。

『パラノーマル・アクティビティ 2』
※本ページはプロモーションが含まれています。記事で紹介した商品を購入すると売上の一部が THE HOLLYWOOD REPORTER JAPANに還元されることがあります。


『パラノーマル・アクティビティ 7』
パラマウント・ピクチャーズの共同会長ジョシュ・グリーンスタインとダナ・ゴールドバーグは次のようにコメントした。「ホラー界でもっとも先見性ある才能の持ち主であるジェームズとジェイソンの2人とともに、この象徴的な『パラノーマル・アクティビティ』フランチャイズを再点火できることに胸が躍っている。ジェイソンが本シリーズを世界的なカルチャー現象へと押し上げてきた功績、そしてジェームズが持つ独自のセンスと革新的な語り口の実績が、新たな章の幕開けを力強く後押ししてくれるだろう」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

【関連記事】
- ホラー界の気鋭映画監督が選ぶ、“最恐”の名シーン6選 ― あの日本作品も!
- ゴシックホラー代表作『オーメン』シリーズ全6作品、人気ランキング
- 1990年代のホラー映画ベスト16選|『CURE』『羊たちの沈黙』『スクリーム』……米誌が選ぶ世界と日本の名作・傑作まとめ
- 聖夜に見たいクリスマスホラー映画12選!『暗闇にベルが鳴る』『ホスト 血染めの晩餐会』ほか
- 日本公開から50年!『悪魔のいけにえ 4K』2026年1月公開決定 ―― 戦慄の30秒予告&ティザービジュアル解禁
