『スーパーナチュラル』20周年記念でキャスト再集結!ミーシャ・コリンズの政治ジョークに会場騒然
『スーパーナチュラル』のファンは、キャストによる今回の再会に大いに沸き立っていた。それは、ドナルド・トランプ大統領への辛辣な一言が観客の熱気をさらに高める“魔法”を発揮する以前のことだ。
ミーシャ・コリンズ、キャスリン・ニュートン、ジム・ビーヴァー、ロブ・ベネディクトと、シリーズの監督のひとりであるリチャード・スパイト・Jr.が現地時間12月4日(木)、ブラジル・サンパウロで開催されたCCXPのステージに登場し、2006年に幕を開けた同作の20周年を祝った。一方で、2020年11月、15シーズンの歴史に幕を下ろした本作でウィンチェスター兄弟を演じたジャレッド・パダレッキとジェンセン・アクレスの姿は、残念ながら会場にはなかった。
会場となったサンパウロ・エキスポのフロアは、キャストをひと目見ようとするファンで埋め尽くされ、そこかしこから歓声が湧き上がっていた。イベントの冒頭では、シリーズの“テーマ曲”として定着したカンサスの名曲「Carry on Wayward Son」を観客が合唱し、熱気はさらに高まった。

「アメリカに戻ると、もうだれも僕らに注目なんてしてくれないんだ」とコリンズは観客に語りかける。「でも、ここでは時差なのか何なのか、『スーパーナチュラル』をまだ覚えていてくれるんだね」
カスティエル役で知られる彼が大きな反響を呼んだのは、パネルの終盤に寄せられたファンの質問への返答である。観客から「どんなモンスターと戦ってみたいか」と問われたクレア役のキャスリン・ニュートンが「ドラゴン」と答えると、コリンズはその流れを受けて、現政権への痛烈なひとことを放ち、場内を沸かせた。

「つまり、“どんな邪悪なモンスターと戦いたいか”って意味かな?」とコリンズが聞き返す。そして間髪いれず、「ドナルド・トランプとやり合うのも面白そうだ」と言い放った。
この発言に、観客席は大きなどよめきと歓声に包まれた。コリンズは続けて、「仲間を見つけたようだね。ここにはMAGA派はあまりいないようだ」と冗談を言い、さらに会場を沸かせた。一方でモデレーターはこのコメントには触れず、すぐに映像コーナーへと進行を移した。
トークの序盤では、「もしクレアを主人公にしたスピンオフが実現したら、彼女はいま何をしていると思うか」とモデレーターがキャスリン・ニュートンに質問する場面があった。
ニュートンは微笑みながら答える。「クレアはきっとどこかで、いまもバリバリ戦っていて、名を上げているはずだわ。モンスターはいつだって現れるし、だれかがそれを見つけて倒さなきゃいけないものだから」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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