『処刑人』コンビのノーマン・リーダスとショーン・P・フラナリーが奇跡の再会!「昔、千葉に住んでいました」 さらに日本での爆笑事件を告白【東京コミコン2025】
本日より12月7日(日)までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて「東京コミックコンベンション2025」(以下、「東京コミコン2025」)が開催。初日のセレブ・ステージには映画『処刑人』で共演を果たしたノーマン・リーダスと、ショーン・パトリック・フラナリーが登場した。

ノーマン・リーダス、昔住んでいた日本への深い愛を語る
親日家で知られるノーマン・リーダスは「日本には特別な思いがあります。17歳の時に千葉に住んでいたので」と、日本への愛を語ると、ショーン・パトリック・フラナリーも同意し「本当にそうです。僕も日本のことが大好きです。文化も全てが好きです。歓迎してくれてありがとうございます」と語った。

15年続いた『ウォーキング・デッド』──「毎週、殺されると思っていた」
まず、主演を務めた大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』が、15年近くも続く人気作品になることを想像していたか聞かれたノーマンは「まったく想像してませんでした。毎週『今週こそ殺されるだろう』と思ってましたから(笑)。こんなに大きな作品になるなんて、本当に予想してなかったです。こんなふうに長く続く作品って、まさに奇跡みたいなものです。最高のキャストとスタッフに恵まれて、森の中でみんなで作っていた…ただ夢中でやっていただけなんです。どれだけ大きくなるかなんて、そのときはわからなかったですね」と、当時はここまでの大人気ドラマになると想像していなかったと語った。

来日エピソードが爆笑!アンドリュー・リンカーンの生放送事件とは
また、同ドラマでの思い出深いエピソードについて聞かれると、ノーマンは「おもしろい話があります。(リック役の)アンドリュー・リンカーンと一緒に世界中でプレスツアーをしていて、東京に来たときのことです。朝7時の生放送で、僕らはとにかく眠くてコーヒーを飲んでいたんですが、アンドリューが急に『君、日本語話せるよね?』と言ってきたんです。『この国に呼んでくれてありがとうってどう言うの?』と聞かれて、僕はふざけて『トイレはどこですか(Toire wa doko desu ka)』を教えたんです(笑)」と語り始めた。
「で、番組が始まって彼が立ち上がり、堂々と『トイレはどこですか』と言ったんですよ(笑)。しかもリアクションが薄いから、もう一度さらに大きい声で『トイレはどこですか!!』って。生放送中で、カメラもずらっと並んでいるのに。座ったあと彼が『僕は今なんて言ったの?』と聞くから、『トイレはどこですか、って聞いてたよ』と教えたら、めちゃくちゃおどろいてました(笑)。あれは最高の思い出のひとつですね」と、過去の来日時の爆笑エピソードを披露してくれた。
『DEATH STRANDING』誕生秘話──小島秀夫との出会いと苛酷な撮影
そして、ゲームデザイナーの小島秀夫による人気ビデオゲーム『DEATH STRANDING』で主人公役を務めたノーマンは、撮影は大変だったかについて聞かれると「ギレルモ・デル・トロ監督から電話がきて、『これからある人が電話するから、とにかく“イエス”と言え』と言われたんです(笑)。それで小島秀夫と出会いました。あんな仕事は初めてで、どうやって作るのか最初は全然わからなかった。ゲーム制作って本当に大変なんです。膨大な作業量なんですよ」と制作エピソードについて明かした。
さらに「でも小島監督は『キャラクターをノーマンそのままにしたい』と言っていて、僕の仕草やクセまで全部取り入れようとした。何か動くたびに『もう一回やって』と言われて、僕がやったことをサムにも同じようにさせる。だからサムというキャラは、ほぼ僕自身なんです。本当に不思議な体験でした。彼は天才なので、僕はただ信頼してついていっただけですが、とてもクリエイティブで楽しい現場でした。本当に大変だったけど、すごく楽しかったです」と、舞台裏について明かしてくれた。
ショーン・パトリック・フラナリーが語る 「悪役が一番楽しい」
そしてここからはショーン・パトリック・フラナリーへの質問へ。ヒーロー役とヴィラン役、どちらが好きですかと質問されると、「正直に言うと、悪役ほど楽しいものはないよ(笑)。『mustache-twirling(口ひげをねじる悪役)』って言うんだけど、悪役って振り幅がすごく広い。善人はある一定のラインがあるけど、悪役はその何倍も自由に動ける。キャラクターを作るおもしろさは悪役のほうが大きい。もちろん『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』(1992~1993)は自分のキャリアの扉を全部開いてくれた作品だから特別だけど、『撮影当日の楽しさ』で言えば、悪役を演じるのが一番だね」と、明かしてくれた。

柔術の原点は日本にあった──ショーンが語る武道への想い
また、ブラジリアン柔術のジムを経営していることで知られるショーンは、東京に店舗を出す予定はないか聞かれると「僕の武道の旅は日本から始まったんです。(日本ブラジリアン柔術連盟会長の)中井祐樹のファンで、ヒクソン・グレイシーや桜庭と戦った彼は伝説です。僕にとって日本は武道の聖地なんです。この家族の一員でいられることが本当に光栄です。東京にスタジオを作る予定は今のところないけれど、ロサンゼルスで最初のジムを開いて、ヒューストン、そして最近オクラホマにもオープンしました。正直、僕は演技より柔術を教える時間のほうが長い(笑)。柔術は僕が残す遺産のひとつで、家族にも子どもたちにも受け継いでほしいものです。だから、いつか日本でも教える機会をもらえたら、本当に名誉なことです」と、熱弁した。

東京コミコンは、国内最大級のアメコミ、映画、ポップカルチャーの祭典として知られ、2016年の初開催から今年で9回目を迎える。今年はジョニー・デップ(『パイレーツ・オブ・カリビアン』)を筆頭に、イライジャ・ウッド(『ロード・オブ・ザ・リング』)、クリストファー・ロイド(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)、ノーマン・リーダス(『ウォーキング・デッド』)、マッツ・ミケルセン(『ファンタスティック・ビースト』)、セバスチャン・スタン(『サンダーボルツ*』)など、歴代最多となる来日セレブが参加予定。会期中はステージイベントのほか、サイン会や撮影会を通じてファンとの交流が実施される。
◼️公式ページ:https://tokyocomiccon.jp/artist_alley
◼️東京コミコン2025公式 WEB サイト: https://tokyocomiccon.jp/
開催概要
【東京コミコン 2025】

東京コミックコンベンション 2025 (略称:東京コミコン 2025)
2025年12月5日(金)11:00〜19:00
12月6日(土)10:00〜19:00
12月7日(日)10:00〜18:00 ※開催時間は変更となる可能性があります
会場: 幕張メッセ(〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1)1 ホール〜6 ホール予定
主催: 株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会
イベント内容:
- 国内外映画、コミックなどの最新情報公開
- 企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)
- 実際に映画で使用されたプロップ(小道具)や、レアグッズの展示
- 最新技術を使った様々なコンテンツの体験
- 海外セレブ俳優との交流
- ステージでのライブやパフォーマンス
- コスプレイヤーとの交流、コンテスト
- 漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」
お問い合わせ先: 東京コミックコンベンション事務局 info@tokyocomiccon.jp
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