XG・COCONA、トランスマスキュリン/ノンバイナリーを公表 ―― 20歳の誕生日に心境を告白「“女性”として見られることには強い違和感」

2025年のコーチェラでパフォーマンスを披露したXGのCOCONA 写真:Frazer Harrison/Getty Images for Coachella
2025年のコーチェラでパフォーマンスを披露したXGのCOCONA 写真:Frazer Harrison/Getty Images for Coachella
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グローバルに活躍するヒップホップ/R&Bグループ、XGのメンバー・COCONAが、トランスマスキュリン/ノンバイナリーであることを公表した。COCONAは20歳の誕生日にあわせてXG公式インスタグラムに声明を掲載し、自身が長年抱えてきたアイデンティティへの思いを率直に明かした。

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COCONAは、インスタグラムに「今日で20歳になりました。20歳という節目を迎えるにあたって、これまで心の奥にあった想いを少しお話ししたく、この文章を書いています」とつづり、「私はAFAB Transmasculine Non-binaryです。今年、胸の切除手術を行いました」と公表した。

声明ではさらに、「生まれたときは女性として扱われましたが、自分では女性だとは思っていません。“女性”として見られることには強い違和感があり、自分はもっと男性的な存在として生きています」と述べ、出生時に割り当てられた性別と自身の内面との間にあった葛藤を振り返った。そして、「今までの私の人生でいちばん難しかったことは、“自分自身を受け入れて認めること”でした」と語るように、自己受容に至るまでの道のりの困難を正直に示しながらも、「今では、『自分の中にあるものは、ダメなものじゃないんだ』と思えるようになりました」と力強い言葉で伝えた。

また、COCONAはXGのメンバーやプロデューサーでありレーベル代表のJAKOPS(SIMON)、そして両親の支えによって歩んでこられたと明かし、「長くなりましたが、ここまでの道のりを歩いてこれたこと、そして支えてくれた人たちに心から感謝しています。私はこれからもXGとXGALXと作る未来が楽しみです」と、今後への思いを伝えた。

XGはJURIN、CHISA、HINATA、HARVEY、JURIA、MAYA、そしてCOCONAの7人で構成され、2022年のデビュー以来、世界的な評価を獲得し続けている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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