【全米興行収入ランキング】『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』続編が1位発進!『呪術廻戦』新作劇場版もランクイン
『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』が数々のオープニング記録を樹立
今週末の全米興行収入ランキングが発表された。首位に立ったのは、ユニバーサルとブラムハウス製作の新作『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』だ。全米3,412館で封切られ、5,660万ドル(約87億9,000万円)のオープニング成績を記録した。これは、感謝祭(11月の第4木曜日)後の週末として史上最高のオープニング記録(インフレ調整前)だ。
またPG-13指定ホラー映画として、『プレデター:バッドランド』を上回る今年最高のオープニング記録となった。さらに、12月に公開されたホラー映画として『スクリーム2』(1997年)を上回り、全米史上最高のオープニング記録を樹立した。
前作『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2023年)の全米8,000万ドルというオープニング成績には届かなかったが、前作は配信での公開も含まれていたため、今作との比較は難しい。
同シリーズは大ヒットゲームシリーズを原作とし、前作は最終的に全世界興行収入3億ドル超を記録した。これは2023年のホラー映画として最高記録だ。続編では主演のジョシュ・ハッチャーソンが続投し、エマ・タミも引き続き監督を務めている。

最近、ブラムハウスは好調が続いている。アトミック・モンスター(ブラムハウスと2024年に合併)の『死霊館 最後の儀式』は、ホラー映画として今年最高のオープニング成績を記録した。同作に次ぎ、『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』はホラー映画として今年2位のオープニング成績である。
『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』はシネマスコアBを獲得しており、観客からの評価は悪くない。しかし、批評家からは厳しい評価を受けている。Rotten Tomatoesにおける批評家のスコアは13%で、前作の33%を大きく下回っている。
『ズートピア2』『ウィキッド』も善戦、『呪術廻戦』が全米初登場4位
2位にランクインしたのは、2週目に入ったディズニーの『ズートピア2』だ。全米4,000館で4,500万ドル(約69億9,000万円)を加算し、全米累計興行収入は2億2,200万ドル(約344億9,000万円)を超えた。
ユニバーサル製作、ジョン・M・チュウ監督の『ウィキッド 永遠の約束』も、公開3週目で3位にランクインしている。興行収入は前週比75%減の1,560万ドル(約24億2,000万円)となった。現地時間12月7日(日)までの全米累計興収は2億9,600万ドル(約459億9,000万円)となっている。
ただし、前作『ウィキッド ふたりの魔女』(2024年)の全米累計興収は、同時期に3億2,210万ドルに達しており、2週目から3週目の下落幅も55%にとどまっていた。今作の興行収入の伸びは、前作より緩やかとなっている。

4位には、GKIDS配給による日本発アニメ『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」(英題:Jujutsu Kaisen: Execution)』がランクインした。全米1,823の映画館で公開され、推定1,000万ドル(約15億5,000万円)の興行収入を記録している。
『キル・ビル』完全版と『グランド・イリュージョン』続編が5位を争う
5位を争っているのは、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル:ザ・ホール・ブラッディ・アフェア(原題:Kill Bill: The Whole Bloody Affair)』 と『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション(原題:Now You See Me: Now You Don’t)』だ。
この2作品はいずれもライオンズゲートが手掛け、それぞれ今週末に400万ドル(約6億2,000万円)前後の興行収入を記録している。
『キル・ビル:ザ・ホール・ブラッディ・アフェア』は、当時2部作で公開された『キル・ビル Vol.1』(2003年)と『キル・ビル Vol.2』(2004年)を1本にまとめた完全版で、新たにアニメーションシーンが追加されている。上映時間は約4時間超に上り、途中に休憩時間が設けられている。

※為替レートは2025年12月7日時点の数値で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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