F1最終戦アブダビ:フェルスタッペンPP、混戦のタイトル争いに決着か
セレブ集結のアブダビ決戦へ F1タイトル争いが最終章に突入
2025年のF1世界選手権は、ヤス・マリーナ・サーキットで日曜夜に最終決戦を迎える。決勝は例年以上に華やかな雰囲気に包まれ、ジェイソン・ステイサム、イドリス・エルバ、ジェシカ・チャステイン、アナ・デ・アルマス、カンヌ国際映画祭常連のソン・ガンホら、世界的な映画スターが多数来場する見込みだ。
さらに、前戦カタールに続きメタリカのメンバーもアブダビ入りしており、土曜夜の満員ライブを終えて再びグリッドに姿を見せる可能性がある。最終戦はまさに“国際的イベント”の様相を呈している。
一方、コース上も緊迫した構図だ。マックス・フェルスタッペンがポールポジション(PP)を獲得し、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがそれに続くグリッドが完成した。
フェルスタッペンがPP獲得、マクラーレンは好位置から逆転を狙う

予選では3人のタイトル候補がトップ3を占め、最終決戦にふさわしい並びとなった。フェルスタッペンは1分22秒207の力強いラップでPP(ポールポジション)を獲得。選手権は接戦で、ノリスが2番手、ピアストリが3番手につけている。
ノリスは「3位以内」で自力優勝が決まる条件がある一方、フェルスタッペンは優勝が前提となる可能性が高く、他ドライバーの結果も左右する。
フェルスタッペンは予選後、「全力で行く。失うものは何もない」と語った。
※PP(ポールポジション)=予選1位。決勝スタートで最前列に立つこと。
戦略と駆け引きが焦点に
タイトル獲得のために、フェルスタッペンとレッドブルがどこまで踏み込んだ戦略を取るかは注目点だ。ノリスは「何が起きてもおかしくない」と警戒を隠さない。
ピアストリは冷静な姿勢を崩さず、「ターン1では面白いことが起こるかもしれない」と淡々と語った。
角田裕毅、理想的なスリップストリーム(トウ)でフェルスタッペンのPP獲得に貢献

予選の裏で存在感を示したのが角田裕毅だった。Q3の1回目のアタックでフェルスタッペンに理想的なスリップストリームを提供し、PP獲得の一因となった。
フェルスタッペンは「素晴らしいチームプレーだった」と称賛。角田にとって来季はリザーブドライバーに回る予定であり、今回がレッドブルでの最後の予選となる可能性が高い。重要な局面での献身的な働きとなった。
※スリップストリーム(トウ)=前の車の気流に入ってスピードを得る走法。
世界が注目する最終決戦へ
ハリウッド、ボリウッド、韓国ドラマ、アジア映画界の大物が集結する中、決勝は58周で争われ、そこで最終的なタイトルの行方が決まる。
ドラマ、緊張感、予測不能な展開——最終戦にふさわしいすべての条件が整った。
スポットライトの中心に立つのは誰か。現地時間の日曜夜、その答えが明らかになる。
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