ホーム » EVENTS » ワーナーイベントで『るろうに剣心』上映 佐藤健「これが終わりではない」

ワーナー ブラザース ジャパン配給業務終了前の特集『るろうに剣心』でフィナーレ、主演・佐藤健「これが終わりではない」

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(左から)谷垣健治アクション監督、青木崇高、佐藤健、武井咲、土屋太鳳、大友啓史監督
(左から)谷垣健治アクション監督、青木崇高、佐藤健、武井咲、土屋太鳳、大友啓史監督 写真:The Hollywood Reporter Japan
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ワーナー ブラザース ジャパンが今年いっぱいで劇場配給業務を終了するのに伴い、東京・丸の内ピカデリーで開催されていた「ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル」のグランドフィナーレとして佐藤健主演映画『るろうに剣心』(2012年)が上映された。

大友啓史監督、谷垣健治アクション監督が上映前に登壇。同作は興行収入31億円の大ヒットとなり、計5作が製作される人気シリーズに。大友監督は、「(主演の)佐藤健と心中するつもりで会社(NHK)を辞めた。当時は、10年先まで戦える若いスタッフを集めた。そのスタッフやキャストがキャリアのスタートになったことが一番良かったし、(アクションの)ノウハウになっていった」と懐かしんだ。

映画『るろうに剣心』(2012年)大友啓史監督
映画『るろうに剣心』(2012年)大友啓史監督 写真:The Hollywood Reporter Japan

そして、「出てこいや」と叫ぶと、出演者の佐藤健、武井咲、土屋太鳳青木崇高がサプライズで登場。観客は拍手と歓声で迎え、会場のボルテージが一気に上がった。

佐藤もノリノリで、「久しぶりに集まったけれど、一気に当時の記憶がよみがえってきた」と満面の笑み。青木も、「会った瞬間に当時の感覚に戻るよね」と応じた。

佐藤健
佐藤健 写真:The Hollywood Reporter Japan

もともと「週刊少年ジャンプ」で連載されていた原作漫画のファンだった佐藤は、実写映画化には懐疑的だったという。だが、谷垣健治アクション監督が制作したアクションのデモ動画を見て「見たことがないクオリティで、これなら可能性があると思った。そこから全てが始まったんです」と解説した。

映画『るろうに剣心』 画像:amazon.co.jp
映画『るろうに剣心』 画像:amazon.co.jp


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大友監督も、「最初はモーションキャプチャーでという話も出たけれど、それでは人間の動きにならない。スパイダーマンならいいけれど、風になびく着物などは表現できない。やれるところまでやろうということになった」と、キャストの肉体にゆだねることを決意。1シーンに12時間以上かけることもあったが、佐藤は「誰も正解が分からない中、監督が『リアルに落とし込む』と言い続けてくれた。一夜漬けのように覚えてやっていたけれど、信念を持ってやった結果」と誇らしげに語った。

さらに、「見られることを想像すると恥ずかしい気持ちもあるが、皆そこから進化しています。また何か別の形でやりましょう」と再結集を提案。大友監督ら登壇者全員の同意を受け、「たくさんの大切な人に出会わせてくれ、仲間ができた。誇りであり宝物の作品で、ずっと楽しくやれた。ワーナーさんに感謝しますし、形は変わりますがこれが終わりではない」と語り、会場の盛大な拍手を浴びていた。

取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元

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