【訃報】エリック・デイン死去 53歳|ALSとの闘病、代表作一覧
米俳優エリック・デインが難病 ALS(筋萎縮性側索硬化症) との闘病の末、53歳で死去した。代理人が現地時間2026年2月19日の午後に発表した。最期は妻で女優のレベッカ・ゲイハートさんと2人の娘、ビリーさん、ジョージアさんに見守られていたという。
■ 死因はALS(筋萎縮性側索硬化症)
エリック・デインは2025年4月、約1年半前から体調不良を訴え、ALSと診断されたことを公表。筋力低下や歩行困難などの症状と闘いながら、研究支援や啓発活動にも尽力していた。
ALSは運動神経が徐々に侵される進行性疾患で、日本でも著名人の闘病が話題になることが多い。エリック・デインの死去を受け、多くのファンや関係者が追悼の意を寄せている。
■ 『グレイズ・アナトミー』で世界的ブレイク
エリック・デインの名を世界に知らしめたのは、米人気医療ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』だ。
形成外科医 マーク・“マクスティーミー”・スローン 役として2006年から約8年間出演し、シリーズ屈指の人気キャラクターとなった。
シーズン3第2話(2006年9月)の初登場シーン――タオル姿で浴室から現れる衝撃的なカットは、ファンの記憶に深く刻まれている。当初はゲスト出演の予定だったが、反響を受けレギュラーに昇格し、全134話に出演した。
シーズン8の飛行機事故による劇的な別れの展開、そして2021年のシーズン17での“幻の再登場”もファンを喜ばせた。

■ 人気ドラマ『ザ・ラストシップ』と『ユーフォリア』出演
エリック・デインは『グレイズ・アナトミー』以外にも、幅広いドラマで存在感を発揮した。
ドラマ『ザ・ラストシップ』では米海軍駆逐艦の艦長役を5シーズン務め、HBOのヒットシリーズ『ユーフォリア/EUPHORIA』では、ネイト(演:ジェイコブ・エロルディ)の父カル役として出演。
特に『ユーフォリア』では、秘密の二重生活を抱える複雑な父親像を体現し、新世代の視聴者にもその演技力を刻印した。

■ 映画でも多彩な活躍
映画では『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)でマルチプルマン(ジェイミー・マドロックス/マルチプルマン)を演じ、『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』(2008)などにも出演。
近年も『バッドボーイズ RIDE OR DIE』(2024)、『最速の栄光へ』(2024)など話題作に参加し、Amazon Originalドラマ『カウントダウン』(2025)にも登場。俳優として第一線で活躍を続け、ジャンルを問わない表現力が多くの共感を呼んだ。
■ ALS闘病と家族への思い
エリック・デインはALS闘病中、研究支援や啓発活動にも尽力。ALSとの闘いについて、インタビューでは、「父を若くして失った。今度は自分が幼い娘たちから奪われるかもしれない――その思いには怒りすら覚える」と率直な胸中を語っていた。
俳優としてのキャリアの浮き沈み、薬物依存症との闘いや、うつ病治療を受けていたことも公表してきたエリック・デイン。等身大の姿を見せ続けた誠実さが多くの支持を集めた。
■ ハリウッドが失った存在
青い瞳と確かな技術、繊細さを併せ持つ演技で、エリック・デインは医療ドラマのスターから名脇役まで幅広く活躍した。
“マクスティーミー”の愛称とともに、多くの作品と名シーンはこれからも語り継がれていく。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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