【第98回アカデミー賞(2026)】ロブ・ライナー監督を追悼 メグ・ライアンら伝説のキャスト陣が巨匠に永遠の別れ
3月16日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターで開催された第98回アカデミー賞授賞式にて、昨年12月に惜しまれつつ世を去ったロブ・ライナー監督への特別な追悼の時間が設けられた。ステージには、ライナー監督の長年の親友であり、『恋人たちの予感』で主演を務めたビリー・クリスタルが登壇。映画界に多大な影響を与えた巨匠への愛にあふれたスピーチを捧げた。
▼アカデミー賞でロブ・ライナー監督を追悼…ビリー・クリスタルが語る絆
ビリー・クリスタルは、ライナー監督との出会いがドラマ『オール・イン・ザ・ファミリー』での共演だったことを回想。当時、ライナー演じるキャラクターの親友役に抜擢されたクリスタルに対し、ライナーが「親友役を演じるのは楽しい。これからもずっと続けていかないか?」と声をかけたエピソードを披露した。
クリスタルは、「彼が偉大なコメディ俳優から、物語の名手へと進化していく姿を見るのは、本当にスリリングな経験だった」と語り、監督が手掛けた『スタンド・バイ・ミー』や『ア・フュー・グッドメン』といった数々の名作を紹介。さらに、「ロブの映画は永遠に残り続ける。なぜなら、それらは私たちが何に笑い、何に泣くのか、そして『より人間らしくありたい』という私たちの憧れを描いていたからだ」と、その功績を称えた。
▼『恋人たちの予感』のキャストが集結、伝説のシーンの裏側も

スピーチのクライマックスでは、クリスタルの背後のカーテンが上がり、ライナー作品を彩った豪華キャストたちが姿を現した。『恋人たちの予感』のメグ・ライアンをはじめ、キーファー・サザーランド(『ア・フュー・グッドメン』)、キャシー・ベイツ(『ミザリー』)、ウィル・ウィートン(『スタンド・バイ・ミー』)ら総勢17名が顔を揃え、会場は感動に包まれた。
また、クリスタルは映画史に残る名セリフ「彼女と同じものを(I’ll have what she’s having)」についても言及。このセリフを放ったのはライナー監督の実母エステルだが、演出の際には監督自らがメグ・ライアンの前で「手本」を見せたという。監督はかつてのインタビューで、「母親の目の前でオーガズムのふりをしてテーブルを叩いたのは、最高に気まずい経験だった」とユーモアたっぷりに明かしていた。
▼社会活動家としての顔と、計り知れない喪失
追悼の場では、ライナー監督とともに亡くなった妻ミシェル・シンガー・ライナーの功績にも光が当てられた。写真家でありプロデューサーでもあった彼女は、監督とともに全米における「結婚の平等」を求める活動を牽引し、社会的不正義と戦い続けた。
ライナー監督は、プロデューサーとして『ア・フュー・グッドメン』でアカデミー賞作品賞にノミネートされたほか、エミー賞では2度の受賞を果たすなど、多方面で功績を残した。クリスタルは最後に、映画『プリンセス・ブライド・ストーリー』のセリフを引用し、「相棒、城を攻め落とす(Storming the castle)のはなんて楽しかったんだろう」と結び、唯一無二の親友に別れを告げた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

【関連記事】
- ロバート・ダウニー・Jr.、親友クリス・エヴァンスに放った“迷ギフト”にアカデミー賞会場爆笑!『アベンジャーズ』再集結で魅せた最高の掛け合い
- 第98回アカデミー賞(2026)ショーン・ペンが助演男優賞を受賞!歴代最多タイ、3度目のオスカー獲得の快挙
- アカデミー賞司会者、ティモシー・シャラメら豪華スターを標的に毒舌を連発
- 第98回アカデミー賞(2026)助演女優賞にエイミー・マディガン
- 第98回アカデミー賞(2026)受賞結果一覧【随時更新中】
