【第98回アカデミー賞(2026)】受賞結果一覧:『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞含む最多6部門制覇
日本時間3月16日、ロサンゼルスのドルビー・シアターで第98回アカデミー賞授賞式が開催された。本年度の主役となったのは、ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』だ。同作は最高栄誉である作品賞をはじめ、計6部門を制覇。長年オスカー候補の常連だったアンダーソン監督は、本作で悲願の監督賞と脚色賞を手にし、自身初のアカデミー賞受賞を果たした。
▼第98回アカデミー賞(2026)受賞結果:『ワン・バトル・アフター・アナザー』が席巻
『ワン・バトル・アフター・アナザー』の快進撃は止まらず、ショーン・ペンが助演男優賞を受賞(本人は欠席)。さらに編集賞(アンディ・ユルゲンセン)に加え、2002年の長編アニメーション映画賞以来、24年ぶりに新設された「キャスティング賞」の初代受賞作(カサンドラ・クルクンディス)として歴史に名を刻んだ。
■『罪人たち』が4部門受賞、撮影賞では女性初の快挙
ライアン・クーグラー監督の『罪人たち』は、マイケル・B・ジョーダンの主演男優賞を含む4部門を受賞。クーグラー自身もオリジナル脚本賞を獲得した。特筆すべきは撮影賞を受賞したオータム・デュラルド・アルカポウで、彼女は同部門で女性として史上初めてオスカー像を手にするという偉業を成し遂げた。作曲賞は、ルドウィグ・ゴランソンがその手腕を評価され受賞している。
■主演女優賞はジェシー・バックリー、K-POP楽曲が初の歌曲賞に
主演女優賞は、『ハムネット』のジェシー・バックリーが順当に受賞。助演女優賞には、『WEAPONS/ウェポンズ』のエイミー・マディガンが輝いた。
また、長編アニメーション映画賞を受賞した『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の挿入歌「Golden」が、K-POPとして史上初めて歌曲賞を受賞。授賞式では同曲と、『罪人たち』の「I Lied to You」の2曲がライブパフォーマンスされ、会場を沸かせた。
▼豪華プレゼンターが登壇、『ブライズメイズ』キャストも再集結
2年連続でコナン・オブライエンが司会を務めた本授賞式では、豪華なプレゼンター陣も話題となった。前年度の受賞者であるマイキー・マディソンやエイドリアン・ブロディらに加え、アン・ハサウェイ、ニコル・キッドマンといったスターが登壇。
特に映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』のキャスト(ローズ・バーン、クリステン・ウィグら)の再集結や、ロバート・ダウニー・Jr.とクリス・エヴァンスによる「マーベル・リユニオン(再会)」には大きな歓声が上がった。
▼第98回アカデミー賞(2026)受賞結果
ここでは、第98回アカデミー賞の受賞結果を一覧で紹介する(受賞者は★太字で示す)。
■作品賞
- 『ブゴニア』
- 『F1®/エフワン』
- 『フランケンシュタイン』
- 『ハムネット』
- 『トレイン・ドリームズ』
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』★
- 『シークレット・エージェント』
- 『センチメンタル・バリュー』
- 『罪人たち』
■監督賞
- クロエ・ジャオ『ハムネット』
- ジョシュ・サフディ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- ポール・トーマス・アンダーソン『ワン・バトル・アフター・アナザー』★
- ヨアキム・トリアー『センチメンタル・バリュー』
- ライアン・クーグラー『罪人たち』
■主演男優賞
- ティモシー・シャラメ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- レオナルド・ディカプリオ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- イーサン・ホーク『ブルームーン』
- マイケル・B・ジョーダン『罪人たち』★
- ヴァグネル・モウラ『シークレット・エージェント』
■主演女優賞
- ジェシー・バックリー『ハムネット』★
- ローズ・バーン『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』
- ケイト・ハドソン『ソング・サング・ブルー』
- レナーテ・レインスヴェ『センチメンタル・バリュー』
- エマ・ストーン『ブゴニア』
■助演男優賞
- ベニチオ・デル・トロ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- ジェイコブ・エロルディ『フランケンシュタイン』
- デルロイ・リンドー『罪人たち』
- ショーン・ペン『ワン・バトル・アフター・アナザー』★
- ステラン・スカルスガルド『センチメンタル・バリュー』
■助演女優賞
- エル・ファニング『センチメンタル・バリュー』
- インガ・イブスドッテル・リッレアース『センチメンタル・バリュー』
- エイミー・マディガン『WEAPONS/ウェポンズ』★
- ウンミ・モサク『罪人たち』
- テヤナ・テイラー『ワン・バトル・アフター・アナザー』
■脚本賞
- 『ブルームーン』
- 『シンプル・アクシデント/偶然』
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- 『センチメンタル・バリュー』
- 『罪人たち』★
■脚色賞
- 『ブゴニア』
- 『フランケンシュタイン』
- 『ハムネット』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』★
- 『トレイン・ドリームズ』
■国際長編映画賞
- 『シークレット・エージェント』(ブラジル)
- 『シンプル・アクシデント/偶然』(フランス)
- 『センチメンタル・バリュー』(ノルウェー)★
- 『シラート』(スペイン)
- 『ヒンド・ラジャブの声』(チュニジア)
■長編アニメ賞
- 『ARCO/アルコ』
- 『星つなぎのエリオ』
- 『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』★
- 『アメリと雨の物語』
- 『ズートピア2』
■短編アニメ賞
- 『バタフライ』
- 『Forevergreen(原題)』
- 『真珠の涙と少女』★
- 『リタイア・プラン』
- 『3人姉妹』
■衣装デザイン賞
- 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
- 『フランケンシュタイン』★
- 『ハムネット』
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- 『罪人たち』
■メイクアップ&ヘアスタイリング賞
- 『フランケンシュタイン』★
- 『国宝』
- 『罪人たち』
- 『スマッシング・マシーン』
- 『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』
■短編映画賞
- 『Butcher’s Stain(原題)』
- 『A Friend of Dorothy(原題)』
- 『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』
- 『歌うたい』★ダブル受賞
- 『Two People Exchanging Saliva(原題)』★ダブル受賞
■歌曲賞
- “Dear Me” ―『Diane Warren: Relentless(原題)』
- “Golden” ―『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』★
- “I Lied To You” ―『罪人たち』
- “Sweet Dreams Of Joy” ―『Viva Verdi!(原題)』
- “Train Dreams” ―『トレイン・ドリームズ』
■作曲賞
- 『ブゴニア』
- 『フランケンシュタイン』
- 『ハムネット』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 『罪人たち』★
■長編ドキュメンタリー賞
- 『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』
- 『あかるい光の中で』
- 『Cutting through Rocks(原題)』
- 『名もなき反逆者 ロシア 愛国教育の現場で(原題:Mr. Nobody Against Putin)』★
- 『パーフェクト・ネイバー:正当防衛法はどこに向かうのか』
■短編ドキュメンタリー賞
- 『あなたが帰ってこない部屋』★
- 『Armed Only with a Camera: The Life and Death of Brent Renaud(原題)』
- 『Children No More: “Were and Are Gone”(原題)』
- 『デビル・イズ・ビジー/中絶医療の最前線から』
- 『Perfectly a Strangeness(原題)』
■美術賞
- 『フランケンシュタイン』★
- 『ハムネット』
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 『罪人たち』
■編集賞
- 『F1®/エフワン』
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』★
- 『センチメンタル・バリュー』
- 『罪人たち』
■音響賞
- 『F1®/エフワン』★
- 『フランケンシュタイン』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 『罪人たち』
- 『シラート』
■視覚効果賞
- 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
- 『F1®/エフワン』
- 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
- 『ロスト・バス』
- 『罪人たち』
■撮影賞
- 『フランケンシュタイン』
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 『罪人たち』★
- 『トレイン・ドリームズ』
■キャスティング賞
- 『ハムネット』
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』★
- 『シークレット・エージェント』
- 『罪人たち』

【関連記事】
- 【2026年アカデミー賞】作品賞ノミネート映画を自宅で予習!│知っておきたいオスカー豆知識20選
- 20代でアカデミー賞を手にする功罪 歴代女優賞受賞者たちが直面する「栄冠後の苦悩」とは
- ピクサー映画まとめ|『星つなぎのエリオ』アカデミー賞ノミネートと歴代受賞作を総覧
- 【2026年最新】プライムビデオおすすめ新作配信作品 ――『プレデター:バッドランド』からアカデミー賞候補作まで
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』配信開始|興行成績・受賞動向・配信・Blu-ray購入ガイド
