カンヌ2冠獲得!映画『大統領のケーキ』7月公開|独裁下のイラクを描いた実話ベースの感動作
第98回アカデミー賞国際長編映画賞のイラク代表に選出され、第78回カンヌ国際映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)と監督週間観客賞のW受賞を果たした話題作『大統領のケーキ』が、7月10日(金)より公開される。これに先がけ、本予告映像とポスタービジュアル、場面写真が解禁された。
カンヌ2冠&批評家99%の高評価!『大統領のケーキ』が日本公開
映画『大統領のケーキ』は、カンヌ国際映画祭でのW受賞をはじめ、第33回ハンプトン国際映画祭最優秀映画賞・審査員賞、第31回アテネ国際映画祭観客賞など、数々の映画祭で高評価を獲得。さらに米映画レビューサイト『Rotten Tomatoes』では、批評家スコア99%、観客スコア94%(2026年4月時点)という圧倒的支持を集めている。
本作は、イラク出身のハサン・ハーディ監督が実体験をベースに描いた長編デビュー作だ。監督自身による脚本を、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)でアカデミー賞脚色賞を受賞したエリック・ロスが推薦し、製作にも参加した。
エグゼクティブ・プロデューサーとして『幸せへのまわり道』(2019年)のマリエル・ヘラーが名を連ねるなど、注目の才能が結集した一作となっている。
『大統領のケーキ』あらすじ│少女に課せられた過酷な“ケーキ作り”の任務
本作の舞台は1990年代、独裁政権下のイラク。戦争と食糧不足に苦しむ中、フセイン大統領の誕生日を祝うケーキ作りが各学校に命じられていた。祖母と暮らす9歳の少女ラミアは、くじ引きで“名誉ある”ケーキ係に選ばれてしまう。もし用意できなければ、厳しい罰が待っている——。

7月10日(金) 新宿ピカデリー ほか全国ロードショー 配給:松竹
しかしその裏で、祖母はラミアを養子に出そうとしていた。ラミアは「ケーキを完成させれば、祖母との暮らしを守れる」と信じ、知恵と想像力だけを頼りにケーキ作りに挑む。
このたび解禁された本予告は、教室で子どもたちが「フセイン大統領万歳!」と唱えるシーンから始まる。ラミアはくじ引きで「大統領のケーキ」係に選ばれるが、教師は「ケーキを用意できなければ通報する」「全員が罰を受ける」と厳しい言葉をラミアに浴びせる。
ラミアは卵を手に入れるために働いたり、父親の形見の時計を売ろうとしたりするなど、切実な姿が描かれる。一方で、子どもならではの機転とたくましさも印象的だ。

7月10日(金) 新宿ピカデリー ほか全国ロードショー 配給:松竹
本作は実際にイラクで撮影され、世界遺産のメソポタミア湿地帯をはじめ、バグダッドの市場などの貴重な風景が映し出される。美しい自然と厳しい現実が交錯する映像が、物語にさらなる深みを与えている。
なお、全員が演技未経験者というキャストのリアリティあふれる演技にも注目だ。
▼『大統領のケーキ』作品情報
監督・脚本:ハサン・ハーディ
出演:バニーン・アハマド・ナーイフ、サッジャード・モハンマド・カーセム、ワヒーダ・サーベト、ラヒーム・アルハジ
エグゼクティブ・プロデューサー:エリック・ロス、マリエル・ヘラー
配給:松竹
公開日:2026年7月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
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7月10日(金) 新宿ピカデリー ほか全国ロードショー 配給:松竹
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