『スーパーガール』米レビュー解禁 ミリー・オールコック絶賛も映画は賛否、DC新章の評価は?
映画『スーパーガール』のレビューが海外で解禁され、主演ミリー・オールコックの演技に高い評価が集まっている。一方で、作品全体の評価については賛否が分かれており、DCユニバース(DCU)の新たな一作として注目を集めている。
ジェームズ・ガンとピーター・サフラン体制下のDCスタジオが送り出す最新作『スーパーガール』。スーパーマンの従妹カーラ・ゾー=エルを主人公に描く本作は、ミリー・オールコックの存在感やジェイソン・モモア演じるロボが話題となる一方、物語の構成についてはさまざまな意見が上がっている。
『スーパーガール』米レビュー|ミリー・オールコック版カーラが高評価

DC最新作『スーパーガール』に対する米レビューで特に高く評価されているのが、ミリー・オールコックの演技だ。
ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で注目を集めたオールコックは、本作で傷つきながらも反骨精神を失わないカーラを体現。パンクな魅力と繊細さを兼ね備えたヒロイン像を作り上げている。
劇中のカーラは、故郷クリプトンの崩壊という深い喪失を抱えながら生きている。
スーパーマンことクラーク・ケントとは異なり、故郷の記憶を持ったまま成長した彼女は、より複雑で陰影のある人物として描かれる。
『スーパーガール』に対するレビューでは、オールコックがカーラの孤独や怒り、そして正義感を説得力ある形で表現している点が高く評価されている。
故郷クリプトンを描く回想シーンが作品の見どころ

本作で特に印象的だと評されているのが、クリプトン崩壊前の回想シーンだ。
カーラが両親と過ごした最後の日々や、地球へ送り出される運命を受け入れるまでの葛藤は、本作に確かな感情的厚みをもたらしている。
両親を演じるデヴィッド・クラムホルツとエミリー・ビーチャムの存在感も印象的で、カーラというキャラクターの背景を理解するうえで重要な場面となっている。
また、デヴィッド・コレンスウェット演じるスーパーマンとの短い共演シーンも好評だ。
2人のやり取りからは兄妹のような関係性が感じられ、今後のDCUでさらに描かれることを期待する声もある。
ジェイソン・モモア演じるロボが強烈な存在感
もうひとつの見どころが、ジェイソン・モモア演じるロボだ。
宇宙を股にかける不死身の賞金稼ぎというキャラクターを豪快に演じており、登場時間こそ限られているものの、観客の記憶に残る存在となっている。
葉巻をくわえ、空飛ぶバイクを乗り回す姿は強烈なインパクトを放ち、登場シーンは決して多くないものの、強烈な印象を残すキャラクターとなっている。
『スーパーガール』 © & TM DC © 2026 WBEI
『スーパーガール』 © & TM DC © 2026 WBEI
一方で、物語には賛否も
ただし、作品全体の評価は手放しの絶賛ではない。
海外レビューでは、ミリー・オールコックやロボの存在感を評価する声がある一方で、物語の推進力やキャラクター描写については、さらなる掘り下げを求める意見も見られた。
本作は2021年のコミック『Supergirl: Woman of Tomorrow』をベースにしているが、物語は復讐を誓う少女ルーシー(イヴ・リドリー)とカーラが銀河を旅するロードムービー形式で進行する。

スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー
完全版(上)
2026年6月26日発売予定
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多彩な惑星や個性的なキャラクターが登場する一方で、ドラマ面の掘り下げや感情描写については「もう少し深く描いてほしかった」と感じる向きもあるようだ。
アクションやVFXについても一定の見応えはあるものの、近年の大型コミック映画と比べると驚きは少ないという評価が見られる。
DCユニバースの未来を占う重要作

昨年公開された『スーパーマン』は全世界で約6億1,900万ドルを記録し、新生DCUの好スタートを印象付けた。
その流れを受け継ぐ『スーパーガール』は、DCユニバースの拡張を担う重要な作品だ。
海外レビューでは映画そのものへの評価が割れているものの、ミリー・オールコックという新たなスターの誕生を予感させる作品であることは間違いない。
カーラ・ゾー=エルが今後のDCUでどのような存在感を示していくのか。その出発点として注目したい作品である。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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