『ワイルド・スピード』作曲家ブライアン・タイラー、代表作の音楽権利を「史上最大級」の巨額売却
映画『ワイルド・スピード』シリーズや『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の音楽を手がけた世界的作曲家ブライアン・タイラーが、自身の全音楽カタログの権利を英メディア音楽投資企業カッティング・エッジ・グループ(CEG)に売却。世界累計興行収入210億ドル(約3兆4,020億円)を超えるメガヒット作の劇伴を含む、歴史的な大型取引となる。
▼あのF1テーマも!ブライアン・タイラーが手がけた名曲の数々

ブライアン・タイラーの名を知らなくとも、その旋律を耳にしたことがない映画ファンはいないだろう。タイラーが手がけた音楽には『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』といったマーベル映画から、大ヒット海外ドラマ『イエローストーン』、さらには世界中で毎レース流れる「F1公式テーマ曲」まで、錚々たる名作が並ぶ。
今回の契約により、CEGはタイラーがこれまでに生み出してきた計6万分を超える映画・テレビ向け音楽の権利とロイヤリティ収入を獲得。具体的な取引額は非公表だが、同社は「単一の映画・テレビ作曲家の権利獲得としては史上最大級」とコメントしており、業界内でも破格の規模であることは間違いない。
▼音楽は「物語を記憶するための手段」

数々の名曲を送り出してきたタイラーは、今回の売却に際して「音楽とは、私たちが最も大切にしている物語を記憶するための手段です」と声明を発表。「これらの楽曲が、商業的価値だけでなく、文化的価値を心から理解してくれるチームの手に渡るということは、私にとって何よりも意味のあることです」と喜びを語った。
CEG側も、タイラーを「21世紀の映画やテレビの歴史において、極めて重要な役割を果たした唯一無二の存在」と大絶賛。同社はすでに40万件以上のメディア音楽権利を保有しており、資産価値は10億ドル(約1兆6,200億円)を突破している。今回の買収は、同社のエンタメ市場における支配力をさらに強めるものとなりそうだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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