『ワイルド・スピード』最終章『Fast Forever』、原点回帰へ ヴィン・ディーゼルが明かした“最後の物語”
『ワイルド・スピード』シリーズが25周年を迎え、キャストが今後の展開を明かした。ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースターが、2028年米公開予定の最終章『ファスト・フォーエバー(原題:Fast Forever)』やPeacockで進行中のTVシリーズについて言及。シリーズの原点である車とストリートレースへの回帰を期待させる発言も飛び出した。
『ワイルド・スピード』最終章は「原点」に戻る?
2001年に始まった『ワイルド・スピード』シリーズは、これまでに10作品を送り出してきた。2028年3月17日には、メインシリーズ11作目となる『ファスト・フォーエバー』が全米公開予定。
25周年を記念してロサンゼルスで開催されたイベントでは、ミシェル・ロドリゲスがシリーズの今後について語った。
まだ『ファスト・フォーエバー』の脚本を読んでいないというロドリゲスは、最終章に望むこととして「コミュニティ」に立ち返ることを挙げた。25年間シリーズを支えてきた世界中のファンとのつながりを強調しながら、「007」のようなスケールの拡大や、宇宙まで車を飛ばすような展開ではなく、車そのものに焦点を戻してほしいという思いを明かした。
シリーズは近年、世界各地を舞台にした大規模アクションへと発展。『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』では、物語のスケールがさらに拡大し、宇宙空間まで舞台となった。ロドリゲスは、そうした方向性から離れ、「すべてが始まった場所」に戻ることを希望している。
ジョーダナ・ブリュースターも「LAに戻ってほしい」
ミア・トレット役のジョーダナ・ブリュースターも、ヴィン・ディーゼルと新作について話しているものの、まだ脚本は読んでいないという。
ブリュースターが期待を寄せているのは、シリーズの舞台を再びロサンゼルスに戻すこと。「LAで撮影すべきだと思う」との思いを明かした。
第1作『ワイルド・スピード』は、ロサンゼルスを舞台に、ストリートレーサーのドミニク・トレット(演:ヴィン・ディーゼル)と、潜入捜査官ブライアン・オコナー(演:ポール・ウォーカー)の関係を軸に物語が展開した。車、レース、仲間との絆というシリーズの原点は、その後の作品でも「ファミリー」というテーマとして受け継がれている。
また、ロドリゲスは『ファスト・フォーエバー』が本当にシリーズ最後の作品になるのかについて、「私たちにとっては最後の作品になるかもしれない」としながらも、次世代へバトンを渡す作品になる可能性を示唆。一方で、「ヴィンに聞けば、永遠に終わらないかもしれない」と冗談交じりに語った。
ヴィン・ディーゼル「脚本を読んで泣いた」
ドミニク・トレット役のヴィン・ディーゼルは、これまでも『ファスト・フォーエバー』への強い思い入れを明かしてきた。
ロサンゼルスでの記念上映では、同作について4人の脚本家とともに4年をかけて開発してきたと説明。完成した脚本を読み進めるうちに涙がこぼれ、読み終えた時には泣いていたと振り返った。
「世界で最もタフな男たちだって、時には泣く必要がある」
そう語ったディーゼルは、最終章に込めた感情の大きさをうかがわせた。『ファスト・フォーエバー』は、2023年の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』で残された物語の続きとして、シリーズを締めくくる作品となる。ユニバーサル・ピクチャーズは米公開日を2028年3月17日としている。
さらにディーゼルは、故ポール・ウォーカーの娘メドウ・ウォーカーにも言及。25年前、シリーズ第1作の時代にウォーカーと同じ場所に座っていたことを振り返り、2人の友情を「神が与えてくれる最高の贈り物」と表現した。
『ワイルド・スピード』が築いてきた「ファミリー」の物語を、ウォーカーとの思い出とともに締めくくる『ファスト・フォーエバー』。ディーゼルは観客に向けて、同作を通して「永遠の兄弟愛がどこから始まったのか」を見届けてほしいと語った。
『ワイルド・スピード』TVシリーズも進行中
映画だけでなく、『ワイルド・スピード』ユニバースはテレビにも拡大する。
Peacockでは、シリーズのレガシーキャラクターやその物語を掘り下げる新たなTVシリーズが企画されている。ヴィン・ディーゼルやサム・ヴィンセント、ニール・H・モリッツらがエグゼクティブプロデューサーを務め、マイク・ダニエルズとウルフ・コールマンが共同ショーランナーとして参加する。
ブリュースターは、ドラマシリーズへの展開について、テイラー・シェリダン作品が築いてきたようなテレビユニバースに期待を寄せているという。
さらに彼女自身、すでに構想も持っていると明かした。ミアとブライアンの子どもたちを主人公に、彼らが成長していく姿を描くアイデアだという。
25周年を迎えた『ワイルド・スピード』は、映画の最終章だけでなく、TVシリーズへと世界を広げながら新たな段階へ突入する。『ファスト・フォーエバー』がシリーズの原点に立ち返る作品となるのか、その行方に注目が集まる。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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