ヘンリー王子やエルトン・ジョンら、タブロイド紙に約20億円支払いへ――「違法取材」裁判で敗訴
英サセックス公爵のヘンリー王子や歌手のエルトン・ジョンをはじめとする計7人が、英『デイリー・メール』紙と『メール・オン・サンデー』紙の発行元を「プライバシー侵害」で訴えた裁判で敗訴した。これを受けて現地時間8月22日(土)、英高等法院は計954万ポンド(約20億円)を支払うよう、原告側に命令した。
ヘンリー王子ら原告側は、同紙が身分詐称や電話の盗聴など「違法な手口で取材を行った」として、発行元のアソシエイテッド・ニュースペーパーズ・リミテッドを提訴。しかし7月、高等法院は「証拠不十分」であるとしてこの訴えを退けた。
これに際して原告側は、発行元側の訴訟費用として計954万ポンドの支払いを命じられた。支払い期限は現地時間8月28日(金)。この金額は暫定的で、総額は今後決定される。
発行元側は取材方法の違法性を一貫して否定しており、判事は原告らの主張内容が「極めて不合理だった」と指摘している。また、「訴訟費用は裁判前に合意した金額をはるかに超えており、異例の裁判だった」といい、訴訟費用は最大3,450万ポンド(約75億円)に上る可能性があるという。
原告らにはヘンリー王子、エルトン・ジョンのほか、ジョンの夫で映画プロデューサーのデヴィッド・ファーニッシュ氏、モデル・俳優のエリザベス・ハーレイ、反人種差別活動家のドリーン・ローレンス氏、俳優のサディ・フロスト、政治家のサイモン・ヒューズ氏がいる。
7人の原告は、現地時間10月2日(金)までに控訴できる。ヒューズ氏は英『BBC』の取材に対し、「判決に失望した」と述べた。同氏は「控訴するかどうか慎重に検討している」と説明している。
なお、ヘンリー王子とメーガン妃は今週、アメリカからイギリスに生活拠点を移すことを発表した。2人の子どもであるアーチー王子(7歳)とリリベット王女(5歳)は、9月からイギリスの学校に通うとされている。今回の訴訟にあたり、ヘンリー王子はアメリカから一時帰国して出廷した。
※為替レートは2026年8月22日時点の数値で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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