ホーム » NEWS » 濱口竜介『急に具合が悪くなる』アカデミー賞日本代表に

濱口竜介『急に具合が悪くなる』アカデミー賞日本代表に 『ドライブ・マイ・カー』以来2度目

/ / /
濱口竜介『急に具合が悪くなる』アカデミー賞日本代表に 『ドライブ・マイ・カー』以来2度目
『急に具合が悪くなる』より 写真:Cannes Film Festival
スポンサーリンク

濱口竜介監督の最新作『急に具合が悪くなる』が、第99回アカデミー賞の国際長編映画賞における日本代表作品に選ばれた。日本映画製作者連盟(映連)が26日に発表した。

濱口竜介監督、アカデミー賞日本代表は『ドライブ・マイ・カー』以来2度目

『急に具合が悪くなる』は、濱口監督作品として『ドライブ・マイ・カー』以来2度目となるアカデミー賞の国際長編映画賞日本代表作となる。

『ドライブ・マイ・カー』は第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞したほか、作品賞、監督賞、脚色賞にもノミネートされた。

濱口監督の『急に具合が悪くなる』は、今年5月に開催された第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、高い評価を獲得。主演のヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が女優賞を共同受賞し、岡本は同賞を受賞した初の日本人女優となった。

『急に具合が悪くなる』はパリ近郊の介護施設を舞台に描く

物語の舞台は、パリ郊外の介護施設「自由の庭」。施設長のマリー=ルー・フォンテーヌ(演:ヴィルジニー・エフィラ)は、入居者を人間らしくケアすることを理想に掲げるが、人手不足やスタッフの無理解に悩まされている。

そんなマリー=ルーが出会うのが、がん闘病中の日本人演出家、森崎真理(演:岡本多緒)だ。同じ名前の響きを持つという偶然に導かれ、交流を深めていく2人。真理の病が進行するなか、2人の関係は劇的に深まり、互いの魂を通わせ合うようになっていく。

米『ハリウッド・リポーター』のデヴィッド・ルーニー主席映画批評家は、カンヌ国際映画祭でのレビューで本作を「深く心を揺さぶるヒューマニズムの作品」と評し、人と人とのつながりを描く場面を称賛した。上映時間は3時間16分に及ぶ。

米配給のNEONは作品賞など主要部門でもキャンペーンへ

米配給会社NEONは、11月25日にアメリカで『急に具合が悪くなる』を公開予定。国際長編映画賞に加え、作品賞、監督賞、脚色賞でもアカデミー賞キャンペーンを展開する方針だという。

また、エフィラを主演女優賞、岡本を助演女優賞の候補としてもキャンペーンを行う予定と報じられている。

濱口監督は本作で、レア・ル・ディムナと共同脚本を担当。末期がんを患った哲学者・宮野真生子と、医療人類学者・磯野真穂による往復書簡集『急に具合が悪くなる』から着想を得ている。本作はフランス、日本、ドイツ、ベルギーによる共同製作作品だ。

濱口監督は近年、日本を代表する国際的な映画監督の1人として評価を高めている。『ドライブ・マイ・カー』ではカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したほか、『偶然と想像』で2021年のベルリン国際映画祭・銀熊賞(審査員大賞)、『悪は存在しない』で2023年のヴェネツィア国際映画祭・銀獅子賞(審査員大賞)を受賞している。

第99回アカデミー賞授賞式は、2027年3月14日に開催される。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

【関連記事】

スポンサーリンク

類似投稿