ディズニーが今後の作品計画を見直しへ Disney+の「マーベル」、「スター・ウォーズ」シリーズの配信に影響か

写真: © LUCASFILM/EVERETT COLLECTION
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今後、ディズニーが「マーベル」や「スター・ウォーズ」など、大人気シリーズの製作をペースダウンすることが分かった。8日、ディズニーの会長ボブ・アイガー氏が、「莫大なお金がかかるシリーズ・コンテンツは、慎重に選定する必要がある」とコメント、経済的な問題を提起していた。

今月17日には、マーベル最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が公開されるなど、ディズニーにとってマーベルは最も重要な主力コンテンツだ。一方で、社員からは「社内でマーベルに対して厳しい空気が広がる。今後、コストがより重要視されるだろう」という現実的な声も。

昨年7月の時点で、マーベルの社長ケヴィン・ファイギ氏が2023年配信予定の5つのシリーズについて発表していた。しかし、現在は『ロキ』シーズン2と『シークレット・インベージョン』(サミュエル・L・ジャクソン主演)以外は今年中に配信される見込みはないという。また、ファイギ氏は、先週Entertainment Weeklyのインタビューで“製作のペースダウン”について認め「今後はより作品数が少なくなる」と明かした。

一方で、「スター・ウォーズ」の作品計画には進展がみられる。2019年を最後に劇場公開が止まっているが、今年4月に開催される「スター・ウォーズ セレブレーション」で新作映画の予定を発表する模様だ。Disney+では、『マンダロリアン』他2作品が2023年に配信予定。

また、昨年はアニメ作品の『バズ・ライトイヤー』と『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』が大コケ。コロナ禍において“劇場公開後まもなくDisney+で作品が配信される”というシステムが興行に影響を与えたとみられる。今年公開予定のアニメーション『マイ・エレメント』、『ウィッシュ』は劇場公開を長くすることで、客層を取り戻したい考えだ。

オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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