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『ハリー・ポッター』英国最大の旗艦店がロンドンにオープン、初日から抗議活動──J.K.ローリングへの批判続く

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『ハリー・ポッター』英国最大の旗艦店がロンドンにオープン、初日から抗議活動──J.K.ローリングへの批判続く
2026年11月4日、オックスフォード・ストリートの『ハリー・ポッター』旗艦店前でプラカードを掲げる抗議参加者 写真:Getty
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ロンドン中心部のオックスフォード・ストリートにある『ハリー・ポッター』の新店舗で、トランスジェンダーの権利を訴える人々による抗議活動が行われた。

英最大の『ハリー・ポッター』旗艦店、オープン初日に抗議活動

施設「The Ribbon」内に設けられた同店は、2フロアにわたり約21,000平方フィート(約1,950平方メートル)の広さを誇る、英国最大の『ハリー・ポッター』公式ショップだ。

水曜日の開店に合わせて店舗前に集まった抗議参加者は、「トランスジェンダーの命を守れ」「トランスジェンダーの存在を消し去る行為への資金提供をやめろ」といったメッセージを掲げ、拡声器を使って声を上げた。また、入店する人々に対し、子どもに『ハリー・ポッター』を読ませることや、同店に連れてくることを控えるよう呼びかけたという。

歩道にはチョークでトランスジェンダーの旗や「別の作家の作品を買おう」「子ども向けの本は『ハリー・ポッター』だけではない」といった言葉も描かれた。その後、警察が出動し、店舗の外に警察官が配置された。

オープニングイベントには、映画シリーズでドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトンや、映画版に続いてドラマ版でもフィリウス・フリットウィック役を演じるウォーウィック・デイヴィスも出席した。

J・K・ローリングへの批判、HBOドラマ版にも波及

『ハリー・ポッター』シリーズの作者J・K・ローリングは、英国で反トランスジェンダーと受け取られる政策や主張を支持しているとして、長年批判を受けてきた。自身の政治的見解に加え、女性の権利をめぐる法的活動を支援する基金「J.K. Rowling Women’s Fund」の設立も議論の対象となっている。ローリング側は女性の権利を守るための活動と位置づけている一方、トランスジェンダーの権利を擁護する人々からは批判の声が上がっている。

米『ハリウッド・リポーター』が水曜日にコメントを求めたところ、ローリングの代理人は回答を控えた。一方、店舗側の広報担当者は、数百人のファンを迎えられることをうれしく思うとコメント。個人が自身の見解を平和的に表明する権利を尊重するとしたうえで、多くの人に魔法のような1日を楽しんでもらいたいと述べた。

今回の騒動は、HBOが進める『ハリー・ポッター』のドラマ版にも影響を及ぼしている。ローリングは同作でエグゼクティブ・プロデューサーを務めるが、出演者の中には彼女のジェンダーに関する見解に反対する姿勢を明らかにしている者もいる。

アルバス・ダンブルドア役のジョン・リスゴーは2026年初め、ローリングの見解について「彼女がそのような考えを表明していることは、皮肉であり、少し理解しがたい」とコメント。ローリング本人とは会ったことがなく、ドラマ版の制作においても彼女との直接的な関わりはないと説明した。その一方で、ドラマ版を手がける制作陣については「素晴らしい人たち」と評価した。

また、ペチュニア・ダーズリー役のベル・パウリーは2026年8月、ローリングのジェンダーに関する見解に強く反対すると表明。「トランスジェンダーの人々には、安全と尊厳、敬意、そして全面的な受容が必要」と語った。

ルビウス・ハグリッド役のニック・フロストも2025年、ローリングについて「彼女には彼女の意見があり、私には私の意見がある。ただ、私たちの考えはまったく一致しない」と語っている。

オックスフォード・ストリートのクリスマス企画にも反発

今回の抗議活動は、オックスフォード・ストリートで予定されている『ハリー・ポッター』をテーマにしたクリスマスイルミネーションの点灯を前に行われた。

この企画は、HBO Maxとオックスフォード・ストリートの商業振興団体New West End Companyの提携によるもの。ドラマ版の展開に合わせて実施され、ホリデーシーズンを通じて、ロンドンを代表するショッピングエリアを『ハリー・ポッター』の世界観で彩る。買い物客や観光客、ファンに向けた関連イベントやアトラクションも予定されている。

一方、この企画にも反対の声が上がっている。ロンドン市長サディク・カーンに対し、イルミネーションの中止を求めるオンライン署名には、1万人以上が賛同したと報じられている。

署名活動を主導する英国の非営利団体Good Law Projectは、トランスジェンダーの権利を支持し、ロンドンを誰もが安心して過ごせる街にすると表明しているカーン市長の姿勢を引き合いに出している。そのうえで、反トランスジェンダーの立場で知られる人物の作品をオックスフォード・ストリートの大規模な企画で取り上げることに疑問を呈している。

『ハリー・ポッター』の世界的な人気が続く一方で、作者ローリングの発言や活動をめぐる議論は、ドラマ版の制作や出演者、さらには関連イベントにまで広がっている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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