MCU最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』監督・キャストがシリーズ最終作への思いを語る
27日、ジェームズ・ガン監督の新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3』のロサンゼルスプレミアが開催された。レッドカーペットに登場した主演のクリス・プラットが、シリーズ3部作でメガホンを取ったガン監督との思い出について語った。
「8年前、最初のプレミアでとても緊張していました。ジェームズは私に『楽しんだらいいよ。今夜は、私たちの夜だ』と言ってくれたのです。きっと緊張が伝わっていたんでしょうね。今は、そのアドバイスを受け入れて楽しんでいます。今夜は私たちの夜ですから」
そして、プラットは「仕事は、ほぼすべてやり遂げました。今は観客の皆さんが笑ったり泣いたり、作品について語り合う素晴らしい瞬間を享受することができる…夢のようです」と続けた。
昨年、ジェームズ・ガンがマーベルとライバル関係にあるDCスタジオの仕事を受けたことで、スーパーヒーロー映画界には衝撃が走った。つまり、今回の「VOLUME 3」がガンが手掛けた最後のマーベル作品となる。
ガンはこれまでのMCUとの道のりを振り返った。「ストーリーテリングから、ユニバース内の作品づくりに至るまで本当に沢山のことを学びました。「ガーディアンズ~」以前の監督作品の製作費は、300万ドルほどでした。成功するか失敗するか分からない映画に懸命に取り組むこと、ポストプロダクションでより良い作品に仕上げることも学んできました」
今後、DCでの作品製作に「ガーディアンズ~」シリーズのキャストを採用することも考えているそう。カーペットでは、マンティス役のポム・クレメンティエフにラブコールを送った。
クレメンティエフは、DCでガンのチームに加わるか問われると「また一緒に仕事をします。すでに話し合っているところです」と同意した。
コスモ役の新星マリア・バカローヴァは、今作でマーベルの長編作品デビューを果たす。クレメンティエフと同じく、バカローヴァにとってもDCプロジェクトへ参加は明らかだという。「ジェームズ・ガンから仕事のオファーが来たら、何でもやります。彼の作品を尊敬しているし、天才ですから。世界中で最も素晴らしい人間の1人だと思っています」
約10年に渡りシリーズに参加したキャスト陣は、3部作の完結に対し惜別と感謝の思いを滲ませた。ネビュラ役のカレン・ギランにとっては、シリーズ全体が“深い絆を生んだ経験”だったそう。一方クラグリン役のショーン・ガンは複雑な思いを明かした。
「“終わり”は、いつも切ないですね。私は、彼らと一緒にクリエイティブな仕事ができて幸せでした。でも、それは1人ひとりの働きの成果です。アーティストとして結集し、特別な作品を生み出すためにコラボする。そして、作品を観客の方々と共有できることは、つねに喜びとなります。今はとても楽しんでいますが、後で泣いてしまうでしょうね」
さらに、クレメンティエフは「凄く感動的でした。皆が“嘘でしょ、ガーディアンズの撮影がこれで最後なんて…”という感じで。何かが終わりを告げることを感じました。こんな気持ちになれるなんて、素晴らしいですよね。ハリウッドでは、つねにそうとは限りませんから」と語った。
一方プラットは、将来のMCU作品への出演に意欲的だ。「Disney+でスター・ロードにいつでも会えます。私がこの世を去った後も、スター・ロードは生き続ける。新たな物語で彼に会えるかって?それは分かりません。気持ちとしては前向きです。どうなるでしょうか」
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3』は、5月3日(水)より日本公開。
※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌