ドウェイン・ジョンソンが“うつ病”の経験を語る: 「あなたは1人じゃない」

ドウェイン・ジョンソン 写真: ©PABLO CUADRA/WIREIMAGE
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『ブラックアダム』のドウェイン・ジョンソンポッドキャスト番組に出演し、自身の“うつ病”について率直に語った。ジョンソンはマイアミ大学時代に初めてうつ症状を経験、肩の怪我が原因となりフットボールのチームでプレーすることもままならなかったという。

「大学に行きたくなかった。もう退学する準備はできていました。そして中間試験を受けずに、退学したんです。当時は自分自身の状態が全然分かっていなかったし、メンタルヘルスやうつ病が一体何なのかも知らなくて。分かっていたのは、“何にも参加したくない”ということだけでした」

また怪我が原因でトレーニングができないという状況が、アスリートだったジョンソンをより追い詰めたそうだ。

「数年後、離婚をしたときに再びうつを経験しました。当時も、状況が掴めていませんでした。そして2017年頃にも、少しだけうつ状態になりました。今度は自分でも状況が理解できていたし、幸いにも頼れる友人たちがいたんです。彼らには“ちょっと今不安定なんだ。思い悩んでいることがあって。ブルーじゃなくて、少しグレーな気分だ”と話しました」

そんなジョンソンのうつ状態を救ったのは、3人の娘と“女の子の父親でいること”だったという。「娘たちを見て、気が付くんです。“うん、これが全てなんだ”ってね」

そしてメンタルヘルスと付き合う中で、普段から感謝の気持ちを表現し、良い物事に目を向けることを心がけているそうだ。

自身のインスタグラムの投稿でも、うつ病の経験について語り、何年間もメンタルヘルスの苦しみについて理解していなかったと強調した。

「男性の間では、中々話されない話題でした。ただ黙って、耐えるほかなかったのです。健全ではありませんが、他に術もなくて。もしあなたが、“メンタルウェルネス”が“メンタルヘルネス”に変わってしまうような状況に直面しているなら、誰かに相談することが最も大切です。痛みを閉じ込めているままでは、癒すことができません。誰かに相談する勇気こそ、あなたのスーパーパワーです。私は、2人の友人を自殺で失いました。誰かに相談してください。今何を感じていようと、あなたは絶対に1人じゃない」

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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