セレブパーティーのDJが教える「パーティーでの社交術」
シャネルなどのハイブランドから、VIPのプライベートパーティーまで、世界各国から招聘され、20年近くに渡りパーティーのムードメイキングを行なっているセレブリティDJ Mr.Harvey Ambomo。パリをベースとしている彼はラグジュアリーホテル「プラザ・アテネ」のバーラウンジのレジデントDJを行いながら、ファッションショーやガライベントなどがあれば世界を舞台に会場を盛り上げる。
編集部はカンヌ国際映画祭にて彼にコンタクトを取りインタビューを敢行。世界を知る彼がこっそり教えるパーティーTIPSをご紹介しよう。
Q:ガラパーティーなどのフォーマルなパーティーでの装いを教えて。
Harvey:特にドレスコードがなければ、女性はカクテルドレス、男性はタキシードもしくはブラックタイが基本。でも職業や自分自身の内面を体現するのもとても大事だね。ファッションセンスに自信があれば個性的なスタイリングもいいと思う。自分がどう見られたいのかをしっかり分析して装いで表すといいよね。
Q:招待制など入場が難しいパーティーに入るにはどうすればいい?
Harvey:まず、情報収集を真っ先にやるべき。今回のカンヌ国際映画祭では毎晩のようにパーティーが行われていたけれど、どこでどのパーティーがあるかというリストが出回っているからそれを入手し、そこのPRをしている会社に事前にメールなどで連絡するんだ。会社名や自分が何をしているか、そのパーティーにどのように関係があり、自分が参加することで、どんなメリットが先方にあるか…それらを伝えて、招待してもらうのが王道だ。そもそもパーティーは一人で参加するということはあまりないから、現地で人脈を作って、その人のプラスワンとして同伴させてもらうという方法もある。または僕みたいなDJと仲良くなって、招待枠に入れてもらうという方法もあるね。いずれにしても「パーティーに行きたいな」と待っているだけじゃ何も始まらない。そのパーティーに行きたいと思ったら「どんな手段があるか」をしっかり考えよう。そして「絶対入るんだ!」という決意が最も大事だね(笑)。
Q:パーティーで社交をすることのメリットを教えて。
Harvey:いいパーティーにはそれなりの人種が集まる。それも一気にたくさんの「それなりの層」の人とコミュニケーションすることができるから、目的を持ってパーティーに参加するならこれほどいい機会はないよね。お酒や食事、音楽もあって、オープンマインドになるから知り合いを作りやすいし、いいビジネスも生まれる。大切なのは、パーティーの質を選ぶことと、目的をもってパーティーに参加すること。ただ飲んで遊んでって気持ちだとあんまり収穫はないだろうね。
Q:Harveyの今後の目標を教えて。
Harvey:僕は元々法律を学んだり、アパレルをやったり、現在はDJの他にメディアのディレクションもしている。好奇心が旺盛なんだ。だからこそ世界を飛び回ってDJをしたり社交することに大変満足している。以前シャネルのカプセルコレクションで日本をツアーしたけれど、また日本でもDJがしたいし(ぜひ機会があったら日本に呼んでほしいね!)、メディアを通じて常に新鮮なカルチャーを発信したいと思っている。
Profile:Harvey Ambomo
パリをベースに活動。
DEDICATE マガジンの編集者。イベントプランナー。
DJは世界中のファッションウィーク、現代アートフェア、およびパリ、ロンドン、ニューヨーク、ミラノ、カンヌ、サントロペ、ロサンゼルス、マイアミのラグジュアリーイベント など、さまざまな役割をこなす。
また、フランスの象徴的な宮殿、「プラザ アテネ」のレジデント DJ 。
彼はカシアス、カビンスキー、ヘロン プレストン、ディスクロージャー、ブロンディ、エイサップ ナストなどの有名な DJ やプロデューサーともコラボしている。
Sound Cloud https://soundcloud.com/harvey-ambomo
Mix Cloud https://www.mixcloud.com/HARVEYAMBOMO/