『ザ・フラッシュ』のエズラ・ミラーが久々に公の場に登場 LAプレミアでワーナーに感謝を示す
『ザ・フラッシュ』のエズラ・ミラーが月曜日、同作のロサンゼルスプレミアに登場。しばらくスポットライトから遠ざかっていたものの、写真撮影に応じ群衆に向け言葉を発した。
監督のアンディ・ムスキエティに対し「マエストロ、愛してる。あなたは最高で、作品もとてつもなく素晴らしい」と伝え、約1年ぶりに公にコメントを出した。ミラーは2022年8月、自身の“複雑なメンタルヘルスの問題”を引き合いに不法侵入や女性の首を絞めるといった過去の行為を謝罪。プレミアでワーナー・ブラザース・ピクチャーズのパメラ・アブディ氏とマイケル・デ・ルカ氏と対面し、感謝を述べた。
さらにワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデイヴィッド・ザスラフCEOのほか、DCスタジオの共同代表ジェームズ・ガンとピーター・サフランにも「私の人生、そしてこの瞬間の実現において寛大さ、優れた判断力と配慮を示してくれました」と謝意を表した。
これまでミラーは『ザ・フラッシュ』の宣伝に携わっておらず、今回のLAプレミアでは異例の対応がなされた。ベン・アフレック、サッシャ・カジェら俳優陣や重役はカーペットを歩くも、慣例のインタビューは行われなかった。(米Entertainment Tonightほか一部のメディアはインタビューを認められた。)過去にも、ワーナーは『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』や『ジョーカー』のプレミアをインタビューなしで開催している。
公開に先立ち、ザスラフCEOとガンは“史上最高のスーパーヒーロー映画の1つ”とメディアに猛プッシュ。米Rotten Tomatoesでは、レビュースコア71%を獲得した。
『ザ・フラッシュ』製作までの道のりは長かった。2014年にミラーにフラッシュ役の声がかかり、その後『ジャスティス・リーグ』(2017)に出演。そのかたわら、『マンダロリアン』のリック・フクヤマ、『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』のジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタインらが「フラッシュ」の単独映画の制作を試みた。ミラー自身も、グラント・モリソンのコミックを基にオリジナルバージョンの脚本を執筆しようとした。
最終的にムスキエティがメガホンを取り、脚本をクリスティーナ・ホドソン、プロデューサーをバーバラ・ムスキエティが担当することに。ムスキエティは新作に3年半費やしたと明かし、「マラソンのように本当にキツかったので、もう実現は無理だと思っていました。待った甲斐があったと感じてもらえれば幸いです」と語った。
※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌