山﨑賢人、「ゴールデンカムイ」に自信たっぷり「面白さは見てもらえれば分かる」
累計2600万部を誇る人気コミックを実写映画化した「ゴールデンカムイ」の完成披露試写会が10日、東京国際フォーラムで行われた。
主演の山﨑賢人をはじめ山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、高畑充希、木場勝己、玉木宏、舘ひろしと久保茂昭監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。
明治末期の北海道を舞台に、アイヌの埋蔵金をめぐり日露戦争の生き残りとアイヌの少女、陸軍第七師団、新選組が争奪戦を繰り広げるアクション大作。
二百三高地の激戦を生き抜き「不死身の杉元」の異名を持つ役どころの山﨑は、雪中でのアクションのため10㌔増量して撮影に臨み、「やれることは全部やった。その面白さは見てもらえれば分かる」と自信たっぷりに語った。
弓の名手というアイヌの少女アシㇼパ役の山田は原作のファンで、オファーを受けた際に「今までで一番喜んで、やったぜと叫びました」という。
同時にプレッシャーも感じ、「多くの方に愛されている作品、キャラクターなので、しっかり責任感を持たなければいけないと、身の引き締まる思いでした。アクションもほぼ初めてなので、時間を取ってもらい基礎の基礎から教えてもらいました」と振り返った。
玉木は第七師団を率いる中尉役で、「狂気を匂わせるけれど、ブレーキを掛けながらということを意識して演じた」と述懐。山﨑の前に立ちはだかる設定だったが、「賢人くんはいい意味でフワフワしていて、大変なことをやっているのにそう思わせずにやり切ってしまう凄さがある」と座長を絶賛した。
新選組副長・土方歳三を演じるのが念願だったという舘は、「実際の土方は34歳で死んでいるので絶対に無理だと思っていたが、(原作の)野田サトル先生の素晴らしい発想で演じることができ幸運だと思っている」と感慨深げ。久保監督は、「原作をリスペクトするためできるだけリアルな世界で演じてほしかったが、皆さんが生き生きと楽しんで各キャラクターの個性を出してくれた。それぞれが主役なので、一緒に冒険を楽しんでほしい」と呼びかけた。
また、山﨑は元日の能登半島地震の被災地に向け「穏やかな心で、エンタメを楽しんでもらえる日が一日でも早くくることを願っています」と思いをはせた。そして、「ミステリー、歴ロマン、グルメ、コメディなどいろいろな要素が詰まった作品を最強のスタッフ、キャストで作り上げた。新年一発目は『ゴールデンカムイ』で」と豪語した。
「ゴールデンカムイ」は、今月19日から全国で封切られる。