アカデミー賞、2026年から「キャスティング賞」を新設へ
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米映画芸術科学アカデミーが、2026年のアカデミー賞から「キャスティング賞」を新設すると発表した。新部門の設立は、「長編アニメ賞」以来約22年ぶりとなる。
アカデミーは近年、視聴者を可能な限り確保するため、テレビ放送中に発表する部門の整理を強いられている。よって、部門の追加はある意味で驚きのアナウンスとなった。現在は23部門が放送中に発表されるが、視聴者は平均的に4~5部門のみに注目する傾向がある。
一方で、アカデミーは最近、キャスティングディレクターの受け入れを強化している。2019年には、史上初めてキャスティングディレクターのデヴィッド・ルービン氏がアカデミーの会長に就任し、22年まで同職を務めた。現時点で、団体のキャスティングディレクター支部には158人が所属している(団体内では最も少ない)。
アカデミーのジャネット・ヤン会長とビル・クレイマーCEOは8日、声明で「キャスティングディレクターは映画制作において、必要不可欠です。団体の発展に従い、本部門を追加することを誇りに思います」と述べた。
また、団体のキャスティングディレクター支部の理事3人は、「この賞は、キャスティングディレクターの類まれなる才能を称えるのに相応しいものです。そして、我が支部の熱心な取り組みの証でもあります」と伝えた。
キャスティング賞の選出・投票ルールについては、2025年4月に発表される。さらに、具体的な授与方法も後日、アカデミーの理事会で決定する。
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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌
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