ゼンデイヤ、『チャレンジャーズ』のインティマシー・コーディネーターは「とても役立った」と語る:「安心感を持つことが重要だった」
ゼンデイヤは月曜日、共演のジョシュ・オコナーとマイク・ファイストと共に、ローマで行われた新作映画のプレミアに登場した。
シドニー、パリ、そして今はローマ。ルカ・グァダニーノ監督の試合は月曜日、イタリアの首都に移った。非常に期待されているワーナー・ブラザース映画『チャレンジャーズ』の世界ツアーが続いている。
ゼンデイヤ、ジョシュ・オコナー、マイク・ファイスト主演の、愛と人間関係とテニスを描いた本作は、『コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』と『ボーンズ・アンド・オール』の監督による8作目の長編映画だ。そして、ラ・ドルチェ・ヴィータを生んだヴィア・ヴェネトの裏手、ピアッツァ・バルベリーニを舞台にローマ・プレミアが行われた。
『チャレンジャーズ』は、若き有望テニス選手タシ・ダンカン(ゼンデイヤ)を中心に、2人の友人であり仲間のアスリートであるアート(ファイスト)とパトリック(オコナー)との三角関係を描いている。重度の膝の怪我により、タシはキャリアを諦め、アートのコーチになる。アートは後にタシの夫となる。数々の勝利を収めた後、タシはアートをチャレンジャー・ツアーに出場させたいと考える。そこでアートは、タシの元彼氏であるパトリックと対戦しなければならない。
登場人物の間に漂うエロティックで感情的な緊張感が、グァダニーノ監督の作品の核となっている。「素晴らしいインティマシー・コーディネーターがいて、とても役立ちました。安心感を持つことが重要だったからです」と、ゼンデイヤはイタリア・プレミアのレッドカーペットで語った。
彼女は、作品のエロティシズムと官能性について語ることで、さらに詳しく説明した。「私は共演者と話し合い、心地よく感じられる方法を見つけられるようにしました。一緒にテニスをしたり、一緒に出かけたり、一緒にリハーサルをしたりしました。絆を深め、お互いに良い関係を築くことができました」と、『デューン』女優は『THR Roma』の質問に答えた。
ファイストも同意し、「特にジョシュとは、リハーサルの間やその後も一緒に過ごすことができました。映画に入る前に、人間として互いを知ることができました。本当の友情を築くことができ、それが映画の基盤となりました」と語った。
イタリア人監督との2度目のコラボレーションとなるオコナーは、アリーチェ・ロールヴァッハー監督の『ラ・キメラ』での経験の後、2024年のダビデ・ディ・ドナテッロ賞主演男優賞にノミネートされている。「ルカ監督の指導を受けられたことは光栄でした。脚本は素晴らしかったし、キャストも素晴らしかった。マイクやゼンデイヤと一緒に仕事ができたのも良かった。正直なところ、パトリックの役を引き受けようと思ったのは、彼が私とは全く違うからなんです」と付け加えた。
どういう意味で違うのかと聞かれると、「よくわからないけど、ただ違うんだ。それが俳優である醍醐味なんだよ」と答えた。オコナーは、グァダニーノ監督の次の作品である、イタリアの作家ピエール・ヴィットリオ・トンデッリの『セパレート・ルームズ』(『カメレ・セパラーテ』)の映画化にも出演する予定だ。
この映画の脚本は、脚本家のジャスティン・クリツキーズが担当した。グァダニーノ監督は、今年後半に公開予定の次作『クィア』の脚本も彼に任せている。『クィア』の初公開をめぐっては、カンヌ国際映画祭とヴェネツィア国際映画祭が争っている。『チャレンジャーズ』は当初、昨年のヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品になる予定だったが、2023年にハリウッドを襲った脚本家と俳優のストライキにより、公開が延期された。
プロデューサーのレイチェル・オコナーは、この映画を制作する上で最大の課題は制作期間だったと説明する。「ルカが気に入った脚本ができていたのですが、ゼンデイヤと撮影できる期間が本当に短かったのです。ゼンデイヤはプロデューサーでもあり、彼女の強い職業倫理を映画に持ち込んでくれましたが、『デューン』の仕事もしなければならなかったのです」。
『チャレンジャーズ』を実現させるために、さらなる要素があった。「情熱です。全員がプロジェクトに完全に関わり、何としても実現させたいと思っていました」とオコナーは付け加えた。
数ヶ月の延期を経て、『チャレンジャーズ』はついに4月24日にイタリアの劇場で公開される。この映画はMGMとパスカル・ピクチャーズが製作し、ワーナー・ブラザースが配給する。
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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。