ケビン・ハートが自身の身長とビリオネアかどうかについて真相を語る
ケビン・ハートは日曜夜の「60 Minutes」に出演し、オスカーのホストを降板せざるを得なかった論争から学んだ教訓についても語った。
ケビン・ハートは、自分の身長についての話が大げさに言われていることを人々に知ってもらいたい気持ちを明かした。
この俳優は日曜夜のCBSの「60 Minutes」に出演し、アンダーソン・クーパーと話をして真相を語った。クーパーは、「GQ」がハートの身長を5フィート5インチ(約165cm)、「ロサンゼルス・タイムズ」が5フィート4インチ(約162cm)と報じていることを指摘した。「そして、ある場所では5フィート2インチ(約157cm)だと言っていました」とクーパーは付け加えた。
「そんな場所はデタラメだ」とハートは冗談を言った。「GQがようやく正しく報じてくれた。靴を履いて、スニーカーを履いて5フィート5インチ(約165cm)だ。ブーツを履けば、5フィート5インチ半(約166cm)になるかもしれない」
スタンドアップ・コメディのルーティンで自分の小柄な体格について話しているハートは、なぜ20年以上にわたってそうしたジョークを取り入れてきたのかを説明した。
「それは、自分自身について笑うことを恐れていないことについて話しているんだ」と彼は言った。「私が笑いを取っているのは、必ずしも私自身がジョークであるかのように私を笑っているわけではないと確信している。あなたは経験を笑っているんだ。私は共感できる話を通して経験を与えている。そしてより重要なのは、他の人たちが言う勇気のないことを言っているということだ」
クーパーはハートにビリオネア(億万長者)になったかどうかを尋ねたが、これに対して俳優兼コメディアンは「あなたには関係ない。私を強盗に遭わせようとしているのか?」と切り返した。
ビリオネアになるかどうかを追及されたハートは真剣になった。「つまり、うまくいけば、そうなれるといいんだけど、もしそうならなくても、私がやってきたことのより良い面は、コメディのビジネスにいる他の人たちや、エンターテインメントのビジネスにいる他の人たちにとって、新しい常識になり得るものを生み出したことだと思う。ビジネスの一部になるだけでなく、ビジネスの仕方を学び、理解することだ」
クーパーはまた、ハートが2018年から2019年にかけて起こした論争についても尋ねた。ハートはオスカーのホストに選ばれたが、過去にソーシャルメディアやスタンドアップで行ったホモフォビックな発言が再浮上したため、降板せざるを得なくなった。その中には、「私はホモフォビアではない。ゲイの人たちに何の偏見もない。幸せになってほしい。やりたいことをやればいい。でも、異性愛者の男性である私は、息子がゲイになるのを防げるなら、そうするつもりだ」というような発言があった。
ハートは最初は謝罪しなかったが、後に方針を変更した。「60 Minutes」で彼は、ワンダ・サイクスが自分の言葉の影響を理解させてくれたことについて、過去に述べたコメントを繰り返した。
「後になって、最高の電球から理解が得られた」とハートはクーパーに語った。「ワンダ・サイクスが言っていた。あなたが当時したようなコメントのせいで、今日、傷ついている人たちがいる。そして、あなたがしたことを基に、そうしたコメントをするのは構わないと言っている人たちもいる。それを無視できない形で提示されたんだ」
彼はそれを心に留めておくべき教訓だったと言った。
「絶望の瞬間には、機会が与えられれば、そこから大きな理解と教育が得られるんだ」と彼は付け加えた。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。