8年ぶり『帰ってきた あぶない刑事』全国公開、舘ひろし&柴田恭兵はファンに感謝し歓喜のハグ
俳優の舘ひろしと柴田恭兵が主演し、8年ぶりのシリーズ最新作となる映画『帰ってきた あぶない刑事』が24日、全国374スクリーンで封切られた。
2人は共演の浅野温子、仲村トオル、土屋太鳳、ベンガル、長谷部香苗、原廣利監督とともに東京・丸の内TOEIで初日舞台挨拶。トレードマークのサングラスをかけた2人が客席通路から登場すると、観客は「お帰り~」の歓声とともに大きな拍手で迎えた。
舘は「8年前に『さらば』と言っておいて詐欺みたいな映画ですが、帰ってまいりました。これだけ大勢のお客さんに迎えられ、心から感謝します」と感激の面持ち。柴田も「全力で走って、全力でアクションをして全身の筋肉がつりましたが、やって良かった。本物のファンの皆さん、ありがとう」と感謝した。
テレビでの連続ドラマのスタートから38年。ダンディ鷹山(タカ、舘)、セクシー大下(ユージ、柴田)として昭和、平成、令和を駆け抜けてきた。見どころについては、柴田が「あっという間だったと思うので、2回目はタカ、3回目はユージ、4回目は透(仲村)、5回目は薫(浅野)の目線で見て」とリピーターに期待。だが舘は、「ないかも。どう言えばいいの?」ととぼけ、会場を笑いに包んだ。
2人の後輩として38年間「トロい動物」扱いを受けてきた仲村は「凄いなあ、うれしいなあ。38年の間にあったことを考えると、奇跡のような作品だと思う」と感嘆。浅野は、「今までで一番盛り上がっているんじゃないの?ファンの熱気に圧倒されています」と話した。
舞台挨拶とフォトセッションが終了しキャストはいったん降壇したが、2人は再びステージに登場しカーテンコール。“帰ってきた”2人にさらなる歓声が送られる中、舘は「映画はお客さんが入らないと意味がないのでいつも心配ですが、心から感謝します」と万感の面持ち。柴田も「皆さんが舘さんの顔をうっとり見ていて心から良かったと思う。お礼を言うのは僕たちの方です。40年近く、ずっと応援してくれたからこそ帰ってくることができました」と話し、2人で歓喜のハグを交わした。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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