Netflix「地面師たち」にW主演の綾野剛&豊川悦司が自信「前代未聞のシリーズ誕生した」

左より、大根仁監督、小池栄子、豊川悦司、綾野剛、北村一輝、ピエール瀧
スポンサーリンク

俳優の綾野剛と豊川悦司がダブル主演するNetflixシリーズ「地面師たち」の完成報告会見が4日、都内のホテルで行われ、2人のほか北村一輝、小池栄子、ピエール瀧と大根仁監督が出席した。

2017年に起きた東京都品川区の不動産詐欺事件をモチーフにした、新庄耕氏の同名小説が原作。地面師と呼ばれる不動産詐欺集団と標的となるディベロッパー、そして追う警察の三つどもえの攻防が描かれる。

W主演の豊川悦司(左)と綾野剛(右)

綾野は「クライムサスペンスではあるが、ある種ポップでユニーク、ファニーな部分もある。前代未聞のシリーズが誕生した自負がある」と手応え。豊川も、「掛け値なしで近年まれに見る素晴らしいエンタテインメント」と自信のほどを語った。

原作にほれ込み、自ら出版元と交渉し企画をNetflixに持ち込んだ大根監督。脚本も綾野、豊川らを想定して執筆し、「第一候補のこの5人が見事にそろった。得も知れぬ迫力、魅力、怪しさがある」とキャストを称えた。

そして、「取材も始まって、一気見したとよく言われるがその言葉にウソがない。楽しんで見てくださったことが分かるし、自分でも薄々感じていたがこれは大傑作になったと確信に変わってきた」と豪語。だが、「僕の作るドラマや映画は面白いと言ってもらえるが、視聴率や興行となかなかつながらない。入り口は大事。1話を見たら、絶対に止まらなくなります」と訴えた。

「地面師たち」完成報告会見の様子

小池は、「豊川さんの10秒目を合わせたらやられそうな圧倒的な支配力が抜群だった」とリーダーに尊敬のまな差し。綾野は、「僕は2人きりのシーンがけっこう多いので、1人で耐えていました」と苦笑交じりに振り返った。

完成を祝い鏡抜きも敢行。綾野は、「皆さんの現場での人間力が凄くて、テークを重ねるごとに新しい一面が見えてきた。誰もが役を生き抜いている姿を目に焼き付けていました。それを監督が丁寧に抽出して全部映っています」と高らかにアピールした。

「地面師たち」(全7話)は、7月25日に世界独占配信される。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

【関連記事】

スポンサーリンク

Similar Posts