シリーズ集大成『キングダム 大将軍の帰還』公開、山﨑賢人「集大成として全て詰め込んだ」
人気アクション大作映画のシリーズ第4作で最終章となる『キングダム 大将軍の帰還』が12日、全国532館で公開された。
主演の山﨑賢人をはじめ吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、新木優子、佐久間由衣、小栗旬と佐藤信介監督が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶。山﨑は、「最高のものにするために気合を入れて、皆に支えてもらいながらやってきた。集大成として詰め込めるものは全て詰め込んだ」と自信たっぷりに語った。
2019年公開の『キングダム』からシリーズ3作は、全て興行収入50億円を超える大ヒット。最新作はこの日午後3時の時点で、興収56億円を記録した23年の前作『キングダム 運命の炎』の121%という最高の出足を見せている。
天下の大将軍を目指す信役の山﨑、秦の王・嬴政役の吉沢、大将軍の王騎役の大沢は、第1作の撮影から約7年を共にしてきた。山﨑は、「天下の大将軍を目指す上で、いろいろなものをいただいた『キングダム』を象徴する途轍もなくでかい存在。濃厚で忘れられない大切な時間だった」と感謝。吉沢も、「振り返れば、嬴政が覚悟をする瞬間は常に王騎が目の前にいた。簡単に言葉が出てこないような圧力は、作品の格を一段も二段も上げてくれた」と最敬礼だ。
対する大沢は、「2人とも怖いくらいに目がギラギラしていて、若い時の僕だったら絶対にできなかった」と称賛。「会う度に格好良くなっていって、俳優としても人間としても魅力的。王騎として彼らに受けた影響は大きく、一緒に仕事ができて良かった」と満足げに話した。
一方、小栗は前作から登場し、信たちの前に立ちはだかる軍師・李牧役で『キングダム』のイベントは初登場。「僕も信や王騎のチームに入りたかった。こいつ最悪と思われるだろうから、今日ここに来るのも憂うつだった」と素直な心情を吐露し、会場の笑いを誘った。
それでも、山﨑が「初共演だったけれど、圧倒的な強さと存在感のある敵。凄かった」とフォロー。そして、「7年間、もう一つの人生を信とともに生きてきた。見てくださった皆さんのおかげでここまでこられた。今回も皆で一緒に熱くなってください」と力強くアピールした。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
【関連記事】