ポスト・マローンが初のグラミー賞を獲得する可能性は？
ポスト・マローンは今年の音楽界で大きな成功を収めている。彼の次のアルバムのリード曲「I Had Some Help」は、現時点で今年のNo.1ソングとなっている。
また、ビヨンセとテイラー・スウィフトの最新アルバムに参加したこともある。
これまでに10回のグラミー賞ノミネートを受けているが未受賞である。
『ザ・ハリウッドリポーター』(THR)は、音楽史上最もダイヤモンド認定を受けた楽曲数の記録を持つマローンが、ついにグラミーで勝利する可能性を解説する。
テイラー「Fortnight」
ポスト・マローンは、華やかなコラボレーションと8月16日にリリースされる初のカントリーアルバム『F-1 Trillion』のおかげで、2025年のグラミー賞で主要な候補となる可能性が高い。
特に、スウィフトのアルバム『The Tortured Poets Department』からのリード曲「Fortnight」で4つのノミネートが期待されており、年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞（マローンが共作）、最優秀ミュージックビデオ賞、最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞が考えられる。
特に後者のカテゴリでは、「Fortnight」は有力な候補の一つだ。
ビヨンセの「Levii’s Jeans」
ポスト・マローンがビヨンセの「Levii’s Jeans」に参加したことはシングルとしてリリースされていないが、ビルボードホット100チャートで16位に達し、カウボーイ・カーターで最もストリーミングされたトラックの一つである。
ビヨンセは多くのゲストとコラボしており、グラミー賞への提出に選択肢がある。
その中でもマイリー・サイラスとのデュエット「II Most Wanted」で、最優秀カントリーデュオ/パフォーマンス賞または最優秀ポップデュオ/パフォーマンス賞に提出する可能性がある。
その決定後、ビヨンセは「Levii’s Jeans」をマローンと一緒に提出することも考えられ、これがマローンにとって再度グラミー受賞のチャンスとなるかもしれない。また、ビヨンセが特別なビジュアルで最優秀ミュージックビデオ賞に提出することで、マローンにもう一つのノミネートや受賞の可能性が生まれるかもしれない。
ポスト・マローンの新アルバム『F-1 Trillion』
ポスト・マローンは、8月にリリースされるアルバム『F-1 Trillion』とそのシングルでグラミー賞ノミネートの可能性がある。
アルバムは年間最優秀アルバム賞や最優秀カントリーアルバム賞の対象となり、18曲がいくつかの賞にノミネートされるかもしれない。
「I Had Some Help」は、オールジャンルのHot 100チャートで1位、カントリーソングヒットチャートで7週間トップを記録した曲で、年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀カントリーソング賞、最優秀カントリーデュオ/グループパフォーマンス賞、最優秀ミュージックビデオ賞などのノミネートが考えられる。
しかし、グラミー賞ではブロカントリー系の曲が冷ややかな反応を受けることがあり、モーガン・ウォレンはレコーディング・アカデミーで評価が低いため、マローンがウォレンと共演した「I Had Some Help」が除外される可能性もある。
マローンには他の有力な候補曲もあります。ルーク・コムズやブレイク・シェルトンと共演したシングルや、クリス・ステイプルトンと共演した「California Sober」、ドリー・パートンと共演した「Have the Heart」が特に有力である。パートンは54回ノミネートされており、ビヨンセに次ぐ女性アーティストで、10回のグラミー受賞歴がある。
マローンのアルバムには、ハンク・ウィリアムズ・ジュニア、ティム・マグロウ、ジェリー・ロール、レイニー・ウィルソン、ブラッド・ペイズリーも参加している。彼はカントリーコミュニティと良好な関係を築いており、外部からの者に対する偏見はないが、候補が多すぎるため、自分自身と競い合う可能性もあがる。
