キンプリ永瀬廉、声優を務めた『ふれる。』公開に笑顔「受け取った気持ちを皆で共有して」

映画『ふれる。』舞台挨拶の様子、4日
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2013年『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』に始まる青春3部作で知られる長井龍雪監督、脚本の岡田磨里、キャラクターデザイン・総作画監督の田中将貴のタッグによる新作アニメーション映画『ふれる。』が4日、全国397スクリーンで封切られた。

長井監督は、声優を務めたKing&Princeの永瀬廉、俳優の坂東龍汰、前田拳太郎、津田健次郎、皆川猿時とともに東京・TOHOシネマズ新宿で初日舞台挨拶。「素敵なキャストに集まっていただき、幸せな作品になった。何か心に“ふれる”ものがあればうれしいです」と万感の面持ちで語った。

永瀬廉

触れると相手の心の内が分かる不思議な生き物「ふれる」と、故郷の島から上京して共同生活を送る青年3人の友情物語。永瀬は、完成した作品を見て「言葉にならないほどうれしかった。絵もラフな状態から声を入れ始めて、アップデートされる度に届けてくれたので、どんどん完成されていくのを肌で感じた、感動の日々だった」とうれしそうに話した。

さらに、「コミュニケーションの考え方として、SNSが発達したからこそ自分の言葉で伝える大切さがあると思う。便利になってそれが失われている時に、優しく諭してくれる魅力のある作品」と解説。そして、「これからたくさんの人に見ていただけると思うとワクワクする。受け取った気持ちや衝撃を、大切な人に伝えて皆で共有してください」と呼びかけた。

坂東龍汰、永瀬廉、前田拳太郎

坂東は、「貴重な経験で、皆でスピーカーから流れてきた自分たちの声を聞いた時はゾワッときた」と笑顔。前田も、「アニメの声優は夢だったので、やる時はただただ一生懸命だったけれど、でき上がって夢がかなった実感を持てた」と声を弾ませた。

声優の大先輩である津田は、3人の声について「それぞれに個性があって、それぞれの揺れ方を等身大で演じて生っぽく伝わってきた。応援したくなりました。今見る価値のある作品になりました」と太鼓判を押した。これに対し永瀬が、「心に“ふれて”くるなあ。ありがとうございます」と最敬礼だった。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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