セバスチャン・スタン、トランプ前大統領を演じる前に周囲に相談「止められるたびに、余計にやりたくなった」
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俳優のセバスチャン・スタンが、新作『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(2025年1月17日公開)でトランプ前大統領役のオファーを受け取った際に、家族や製作会社のCEOに相談していたことを明かした。
米『ニューヨークタイムズ』のインタビューに登場したスタンは、「少なくともヒゲを剃ることができるね」と母親からのひと言を告白。一方で、製作会社のCEOからはオファーを断るように忠告されたという。
「とあるCEOからは、“アメリカの人口の半分から敬遠されることになる”として、止められました。僕が敬愛するキャスティングディレクターも、『トランプの映画なんてもういらない。称賛なんて得られるはずない』と言い放ったんです」
そして、映画の公開後に安全面の心配はなかったかどうか問われると、「何故だか、『やめといたほうが良い』と言われるたびに、余計にやりたくなってしまったんです」と回答した。
アリ・アッバシ監督の『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は、70年代のNYを舞台に、若きドナルド・トランプが裕福な家族の次男として名を上げていく姿を描いた物語。やがて、トランプは勝つためなら手段を選ばない冷酷な弁護士、ロイ・コーン(ジェレミー・ストロング)と出会いを果たす。
スタンは、本作に漂う不安感は重要なことを反映しているとしながら、「トランプについて学ぶだけではなく、トランプから自分自身について何を学ぶかが肝心なのです」と語った。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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