アレック・ボールドウィン、過失致死訴訟が控訴棄却で正式に終了
サンタフェの判事が映画『ラスト/Rust(原題)』で起こった銃誤射事故に関してアレック・ボールドウィンに対する過失致死の訴訟を棄却してから約6ヶ月が経過し、ついにこの裁判は終了した。
サンタフェ地方検事局は、特別検察官カリ・モリッシーが11月21日に提出した控訴通知を撤回したことを発表した。もし控訴が進行していれば、この控訴はボールドウィンに対する刑事告発を棄却した裁判所の決定に異議を唱えるものだった。
アレック・ボールドウィンの弁護士は米ハリウッド・リポーターに対して「今日の控訴棄却決定は、アレック・ボールドウィンとその弁護士が最初から言っていたことの最終的な証明です — これは言葉では表せない悲劇でしたが、アレック・ボールドウィンは犯罪を犯していませんでした。ニューメキシコ州における法の支配は守られています」と声明で述べた。
このアレック・ボールドウィンに対する訴訟は、7月12日に棄却された。この棄却は有罪判決を免れたことを意味し、再び裁判にかけられることはない。裁判は一日中続いた聴聞の後、終了した。聴聞では、警察と検察がいくつかの弾薬をどのように扱ったかが焦点となった。その日早く、裁判官は弾薬を調べ、ボールドウィンとその弁護士は、その弾薬が自分たちに隠されていたと主張した。訴訟の棄却前には、検察官が辞任し、もう一人の検察官は証人として自ら証言台に立った。
メアリー・マーロウ・ソマー裁判官は「この証拠の遅れた発見は、手続きの公正さに重大な影響を与えました」「裁判所にはこの誤りを正す方法がありません。訴訟を棄却することが唯一適切な解決策です」と訴訟を棄却する際に述べた。
7月に訴訟が突然終了してから数週間後、裁判が始まってわずか数日で、ソマー裁判官は検察の不正行為を非難し、検察が重要な証拠を意図的に隠していたと認定した。裁判官は検察官の「故意かつ意図的な不正行為」を批判し、それが訴訟の最終的な棄却につながったとした。また、モリッシー氏が開示義務を繰り返し果たさなかっただけでなく、隠された証拠について「矛盾した」証言をしたとも指摘した。
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