トランプ氏、メル・ギブソンら俳優3名を「ハリウッド特別大使」に任命　映画・テレビの国内制作を促進へ

アメリカのドナルド・トランプ次期大統領は、「ハリウッド特別大使」として俳優のジョン・ヴォイト、メル・ギブソン、シルヴェスター・スタローンを任命した。

「ハリウッド特別大使」は、映画やテレビ番組の国内制作を促進することを目的としている。近年、エンターテインメント業界では他国での撮影を選択する傾向が強まっている。

「彼らは、過去4年間で多くのビジネスを外国に奪われたハリウッドを、より大きく、より良く、そしてかつてないほど強くするための特別大使として私に仕えることになる！」と、トランプ氏は16日に自身のSNS・Truth Socialの投稿で述べた。「この3人の非常に才能ある人物たちが、私の目と耳となり、彼らが提案することを私は実現する。アメリカ合衆国そのもののように、ハリウッドも再び黄金時代を迎えるだろう！」

トランプ氏の発言は、映画やテレビ番組の制作が国外へ流出する現象に同氏が介入する可能性を示唆している。英国、カナダ、オーストラリアなど、他国はハリウッド作品を誘致するための税制優遇措置を強化している。

解決策の一つとして、連邦レベルでの制作税制優遇措置が挙げられる。この措置については、近年複数の業界団体がロビー活動を行っている。

国内での制作促進において、ギブソンら俳優たちが具体的にどのような役割を果たすかは、まだ明らかになっていない。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集／和田 萌

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