トランプ大統領の就任演説にACLUやハリウッドスターが反応
ドナルド・トランプ大統領は就任演説で、時間を無駄にすることなく新たな政策を説明した。
月曜日、トランプ氏は第47代アメリカ合衆国大統領に就任した(以前は第45代大統領も務めており、ジョー・バイデンが第46代大統領に後任)。
彼はスピーチ「人種とジェンダーを公私生活のあらゆる側面で社会的に導入しようとする政府の政策を今週で終了し、公平で実力主義な社会を築いていく。今日より、性別は男性と女性の2つだけであることが米国政府の公式方針となる」と計画を述べた。
翌日の火曜日早朝、アメリカ自由人権協会(ACLU)が声明を出した。
「私たちの支持者たちはこの瞬間に備えて準備を進めており、すでに一夜にして政権の極端な政策と闘い始めている」と米『ハリウッド・リポーター』に語った。「私たちは、トランプ大統領が国内外の人々に悲惨な結果をもたらす命令をすることを知っているが、彼の宣言の多くは法律を変えるものではなく、変えることもできない。代わりに混乱を引き起こすことを目的としている。私たちは警戒を続けなければならないが、彼の冷酷で暴力的な発言の反響を抑える必要がある」と述べた。
ハリウッドスターも反応を示した。
メイム・ビアリクはフェイスブックに「もちろん、就任式を見たわ」と投稿。「言いたいことはたくさんあるけど、言えない。今のところ、私が言いたいことは、自分が男性であるか女性であるかを認識していないすべての友人、家族、そして世界中の国民の皆さん、私はあなたを愛しているし、会っているし、存在する権利があると信じている」と綴った。
トランスジェンダーの娘を持つジェイミー・リー・カーティスは、ロリン・ブランツの「2025年就任式」という詩の一部を共有した。「こんな時には、喜びこそが抵抗になる。抵抗。抵抗。抵抗」
ある宣言では、性別を男性と女性の 2 つのみとするというものだった。それは染色体ではなく、卵子と精子のどちらを持って生まれるかに基づいて定義される。これにより、連邦刑務所と移民や性犯罪の被害者のための保護施設は、この定義に従って性別ごとに隔離されることになる。そして、連邦納税者のお金を「移行サービス」の資金として使用することはできないものとした。
別の宣言では、DEIプログラムを停止し、政府内で同プログラムを特定して終了するようホワイトハウスに指示した。
他にも、多数の大統領令へ署名を開始した。これまで、彼はバイデン氏の数十の大統領令を撤回、移民の取り締まりを開始し、パリ協定から米国を離脱させ、TikTokの利用再開に取り組んでいる。また、2021年1月6日のアメリカ合衆国議会議事堂への攻撃に関与した何百人もの人々を恩赦した。
AP通信によると、同政権は出生地主義の廃止を目指していことに対し、「憲法の命令、議会の意図、長年にわたる最高裁判所の判例を無視した」としてトランプ政権を告発しているという。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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