トランプ大統領就任式のテレビ視聴率は2021年、2017年と比べて低下
アメリカのドナルド・トランプ大統領の2回目の就任式は、1回目ほど広く視聴されなかった。これは、2期目の大統領において歴史的な傾向と一致している。
米ニールセンの初期データによれば、20日の午前11時30分から午後1時(米東部時間)に放送されたトランプ氏の第47代米大統領としての宣誓式は、ABC、CBS、NBCの3局およびCNN、Fox News、MSNBCの3大ケーブルニュースチャンネルで平均視聴者数2605万人を記録。この数値は、前2回の就任式に比べて大幅に低いと見られるが、直接的な比較は正確ではない。
2021年には、ジョー・バイデン氏の宣誓式を6つのネットワークで3987万人が視聴し、2017年のトランプ氏の1回目の就任式では平均3835万人が視聴。しかし、これらのケースでは、視聴者数は午前11時45分から午後12時15分(米東部時間)の宣誓式直前後の時間帯を基準として測定されていた。ニールセンによれば、20日の視聴は午後12時15分から12時30分の間に3440万人でピークを迎えたが、これは15のネットワーク全体の合計となっている。
午前11時30分から午後1時の時間帯では、Fox Newsが他を大きく引き離し、平均1030万人の視聴者を記録し、正午から午後1時の間にピークで1059万人を記録。同ネットワークにおける就任式の視聴者数としては、2017年のトランプ氏の1回目に次ぐ2番目に多い記録であった。地上波ネットワークでは、ABCが470万人、NBCが440万人、CBSが410万人で僅差だった。一方、CNN(170万人)とMSNBC(84万8000人)は大きく後れを取った。
大統領の2回目の就任式の視聴者数が減少するという傾向自体は、特異ではない。ロナルド・レーガン、ビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマ各氏も、2期目の就任式では視聴者数が大幅に減少している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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