米アカデミー賞、約50年ぶりにロシア人俳優がノミネート
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23日、米アカデミー賞のノミネーションが発表され、ショーン・ベイカー監督の『ANORA アノーラ』に出演したユーリー・ボリソフが助演男優賞に候補入りした。ロシア人俳優がノミネートを受けるのは、1977年以来約50年ぶりとなる。
助演男優賞部門の候補者にはそのほか、キーラン・カルキン(『リアル・ペイン~心の旅~』)、ジェレミー・ストロング(『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』)、エドワード・ノートン(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』)、ガイ・ピアース(『ブルータリスト』)が名を連ねている。
俳優部門でアカデミー賞にノミネートされた最後のロシア人は、『愛と喝采の日々』(’77)のミハイル・バリシニコフ。受賞者は、1964年の『その男ゾルバ』のリラ・ケドロヴァ以来出ていない。
『ANORA アノーラ』は、セックスワーカーでストリッパーのアノーラ(マイキー・マディソン、主演女優賞にノミネート)がロシアの億万長者の息子と駆け落ちするという一風変わったシンデレラストーリー。ボリソフは、御曹司の両親から結婚を無効にするために送り込まれたボディガードを演じ、繊細でありながら、ユーモアを交えた演技でハリウッドと世界中の観客を魅了した。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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