阿部寛主演『ショウタイムセブン』犯人役の錦戸亮が初登場「秘めた思いをやっと言える」

映画『ショウタイムセブン』左から渡辺一貴監督、錦戸亮、阿部寛、竜星涼、生見愛瑠 ©︎The Hollywood Reporter Japan
映画『ショウタイムセブン』左から渡辺一貴監督、錦戸亮、阿部寛、竜星涼、生見愛瑠 ©︎The Hollywood Reporter Japan
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俳優の阿部寛が主演の映画『ショウタイムセブン』の公開記念舞台挨拶が8日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。阿部と共演の竜星涼、生見愛瑠と渡辺一貴監督、そして公開によって出演が発表された連続爆破犯役の錦戸亮が登壇した。

『ショウタイムセブン』公開記念舞台挨拶にて 左から)錦戸亮、阿部寛、竜星涼 ©︎The Hollywood Reporter Japan
『ショウタイムセブン』公開記念舞台挨拶にて 左から)錦戸亮、阿部寛、竜星涼 ©︎The Hollywood Reporter Japan

元人気キャスター役の阿部が、錦戸の指名によって生放送で交渉役を務めるサスペンス。錦戸はほとんどが声だけの出演だったが、連日撮影現場でモニター越しの阿部に向かって演技することを要求された。

同作のイベントに初めて出席し、「出ているのに誰にも言えない、この秘めた思いをやっと言える」と晴れやかな表情。「ずっと静かで寒い所で毛布にくるまってやっていた。待ち時間は阿部さんの『異動辞令は音楽隊』をiPadで見ていた。ぜいたくな気持ちになりましたね」と秘話を明かした。

『ショウタイムセブン』公開記念舞台挨拶にて 阿部寛
©︎The Hollywood Reporter Japan
『ショウタイムセブン』公開記念舞台挨拶にて 阿部寛 ©︎The Hollywood Reporter Japan

思わぬ告白に阿部は、照れながらもうれしそう。2人はクライマックスで対峙するが、「現場では話してはいけない雰囲気だったので、ようやく出会えた感動と喜びは尋常じゃなかった。入ってきた時は後光が差していた。それが(役名の)折本とリンクして、貴重な空気感を味わった。待っていた効果はあった」と称えた。

錦戸と竜星は、2014年のドラマ「ごめんね青春!」以来11年ぶりの共演。当時は先生と生徒役で、竜星は「先生が出てきたという感じでうれしかった。犯人役はイメージになかったけれど、生々しくて素敵だった」と最敬礼。対する錦戸は、「生徒の1人がきっちり仕事をしてきて、いい年の取り方をしたなと思った」と成長に目を細めた。

ドラマ『ごめんね青春!』 引用元:Amazon
ドラマ『ごめんね青春!』 引用元:Amazon
映画『ショウタイムセブン』出演・錦戸亮 ©︎The Hollywood Reporter Japan
映画『ショウタイムセブン』出演・錦戸亮 ©︎The Hollywood Reporter Japan

渡辺監督は、「9割方声だけの出演で、阿部さんと互角に渡り合える役者を考え、登場した時の驚きがもう一つのポイントだった」と錦戸の起用理由を説明。7日の公開初日に改めて映画館で見たそうで、「改めて感じることがいっぱいあり、撮っていた時とは違う思いもあった。最後の阿部さんのセリフは突き刺さりました」と感想を述べた。

阿部も、「劇場で見ないと分からないことも多い。僕もどこかで潜入して見たい」とニヤリ。そして、「体感型というか、スクリーンの中の空間にいるような感覚を味わってくれたらと思う」と自信たっぷりにアピールした。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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