「頼むからやめてくれ」:チャーリー・プースがカニエ・ウェストのスーパーボウルCMに苦言

チャーリー・プース
チャーリー・プース 写真:Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic
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月曜日、チャーリー・プースはSNS上でスーパーボウル放送中に流れたカニエ・ウェストのCMが「非常に危険な」メッセージを発信しているとして非難した。

プースはInstagramのストーリー上で「頼むからやめてくれ」とウェストに対して切実に訴えかけた。

ことの発端となったのは、日曜日に開催されたスーパーボウルの試合終盤に流れたYeezy(ウェストの手がけるブランド)のCMで、内容としてはウェストが視聴者にブランドのHPをチェックするように呼びかけるというものだった。

CMそれ自体は問題がなさそうな内容ではあったが、そのCMが流れた時点のHP上では様々な商品が販売されていたにも関わらず、月曜の朝にはナチスの鉤十字をあしらったTシャツ以外の商品が掲載されなくなったことが明らかとなり、大きな物議を呼ぶ事態となった。

これに対しプースが「あなたは何百万もの人々に影響を与える立場だ。頼むからこんなことはやめてくれ」と反応した形だ。

ウェストに対しては反ユダヤ主義を監視する人権団体の名誉毀損防止同盟(ADL)も声明を発表している。彼らは「カニエは自身の反ユダヤ主義的傾向をさらに証明する必要があるかのように、彼は自身のウェブサイトに鉤十字をあしらったTシャツを出品しました」とした上で、「鉤十字は、ヒトラーがナチスの主要な象徴として採用したシンボルです。 このシンボルは20世紀においてヒトラーの支持者たちを活気づけ、反ユダヤ主義や白人至上主義の標的となる人々に脅威と恐怖を与え続けています。それだけでは物足りないと言わんばかりに、カニエのTシャツの商品名には『HH-01』、すなわち『ハイル・ヒトラー(ヒトラー万歳)』の隠語が使われています。カニエは先週から悪質な反ユダヤ主義的主張をひっきりなしにツイートしています。 このような言動に弁解の余地はありません。挙げ句の果てに、カニエはスーパーボウルの最中に自分のウェブサイトを宣伝し、すでに大勢いるSNSのフォロワーを超えてそれを拡散しようとしました」とウェストを痛烈に批判した。

問題となったCM枠は会場限定のものだったようで、全米では放送されなかった。また、枠を購入したのは「Yeezy LLC」と報じられており、試合が終わって2時間ほど経ってからFoxチャンネルで再び放送されたという。

2025年グラミー賞での「全裸ドレス騒動」以来、炎上騒動が絶えないウェストだが、今後はどうなるのだろうか。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

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